風呂場からたんぽぽが生まれました。【我妻善逸】

たんぽぽが10 ページ11

『って、たんぽぽと遊んでる場合じゃなかった』


善逸「遊びじゃないよ！暴力だよ！」


暴力じゃねぇよ、愛だよ。


『今から学校行ってくるから、お母さんのこと見張っといてね！お母さんは用心深いから大丈夫だと思うけど。

善逸はお母さんに人殺しさせないように！！』


善逸「人殺し……？」




『いや、さっきも言ったけど用心深いから配達の人も泥棒と思って包丁持ったまま扉まで直進しちゃうんだよ！』


私もマシュマロで攻撃されたなー。初めてマシュマロが凶器に見えたよ。

あれで槍とかだったら死んでたかも。


善逸「え、」


ガチ引きじゃん。

やめてよ、お母さんを未確認生物として認識するの。




『と言うわけで、この家の危機は君に任せたぞ！おさらばじゃ！』


私の朝の楽しみの電車とガチンコスピード対決に間に合わなくなっちゃう。


ちなみに328勝309敗だよ！









母「逝ってらっしゃい、A！」


『漢字ちゃうぞ、母よ。行ってきまーす。善逸もばいばい！』


善逸「気を付けろよ」


お前がな！



母「さてと、じゃあ善逸くんには家事手伝ってもらおうかな」



善逸「はい。手伝いますぅうう！」


善逸のデレデレした態度を見たら母の危険を察知した。


私は光のスピードで戻ってきた。




そして善逸の胸ぐら掴んで、



『テメェ、母さんに手ぇ出したら……どうなるか分かってんなぁ？』



私はそこら辺に転がった石を踏みつけた。


石は粉々になった。




善逸「ﾊｲ。ﾓﾁﾛﾝﾃﾞｺﾞｻﾞｲﾏｽﾙ」

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