たんぽぽと16 ページ17
『ただいまんぼー!』
あれ?誰もいない……?
『ママンヌー、善逸ー?』
キッチンに向かうと、そこには真っ白に燃え尽きた二人の姿があった。
軽いホラーよ?
『なにしてんの』
キッチンの周りには赤い何かが吹き飛んでいた。
壁にも赤。床にも赤。
殺人現場?
母「私……混ぜるの下手かもしれない」
『は?』
お母さんが目を移した先にはボールに何かが入っていた。
なんだこれ。
私はボールの中の物体を舐めた。
こ、これは……!
『フル◯チェや!』
あの牛乳と混ぜるだけで出来るお手軽スイーツの!
『こんなん混ぜるだけやん』
善逸「お前……甘く見るなよ。これは魔の食べ物だ」
魔のって……。
母「勢いよく回し過ぎたみたい」
あー(察し
『善逸!アンタという人が居て……もういい、私が混ぜる』
私は泡立て器を手に取り、混ぜた。
牛乳だけなんてあまっちょろい!
調味料やぁあ!!
善逸「A、それ洗剤!」
『へ』
善逸「それは醤油!」
『わぁお』
善逸「それ、たんぽぽ!」
『』
私は隅で体育座りで落ち込んだ。
まさか……あんな間違えするなんて……。
善逸「調味料間違えただけで落ち込むなよ」
善逸が私の頭を撫でる。
チッ、私の頭を撫でるなんて百億年早いんだよぉ!
『私が落ち込んでるのは……善逸とたんぽぽを間違えたことよ!』
善逸「お巡りさん、こいつです」
善逸はため息をつくと、フルーチ◯を使えるとこだけで作り直した。
善逸「出来たよ」
『こ、これは……高級レストランの味……!(食べたこと無いけど)』
母「本当だわ……!(食べたことないけど)」
『善逸……お前……やるなぁあ!』
善逸「飴のお礼」
『……ん?』
善逸は顔を赤らめながら私を見つめた。
善逸「気遣ってくれて……ありがとう」
『善逸……』
お前ってやつは……。
本当に……。
『コロッケパンのお礼もしろやぁああああああ!!』
善逸「理不尽!!」
我の怒りの拳で善逸は空に吹っ飛んだよ。
殺ったね!
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エナ(プロフ) - ゴリラとたんぽぽの恋愛も一味違って、イイね👍 (1月1日 22時) (レス) @page34 id: 5755aafd19 (このIDを非表示/違反報告)
ごんざれす - ごめんなさい笑不覚にも、「納豆ご飯の納豆がないみたい」ってとこにツボった笑 (5月14日 12時) (レス) @page29 id: f270d4d256 (このIDを非表示/違反報告)
骨の皮スネア(プロフ) - げんやんの細胞さん» こちらこそ、ここまでお読みいただきありがとうございます! (2020年11月22日 12時) (レス) id: fc01cbb441 (このIDを非表示/違反報告)
げんやんの細胞 - 完結おめでとうございます!!最後までギャグ線と感動を掛け合わせていた感じが大好きでした...素敵な小説ありがとうございました!(o^^o) (2020年11月21日 19時) (レス) id: 413fb8b5dd (このIDを非表示/違反報告)
骨の皮スネア(プロフ) - げんやんの細胞さん» えへへへへ((嬉しいお言葉ありがとうございます!! (2020年11月20日 22時) (レス) id: fc01cbb441 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:骨の皮スネア | 作成日時:2020年4月30日 11時