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たんぽぽと14 ページ15

『落ち込むなって……』


善逸は隅で落ち込んでる。



何で落ち込むときに部屋の隅でキノコ生やすんだよ。

周りのオーラは紫だし。


善逸「たんじろーぉお!!」


『炭治郎の世界でも善逸を探してるよ……とりあえず待ってなよ。きっともとの世界に帰れるから』


善逸が顔を上げる。


善逸「何で……Aはそんなに強いの?」



『……え、』


善逸「だって、握力ゴリラだし、ゴリラだし、ゴリラだし」


『お前、それは私がゴリラだって言ってるもんだ』


当然だろって顔すんじゃねぇ。



善逸「それに……心だって強いし」



強い……か。



『私は強くないよ……強くない』


私が暗い顔をしたので善逸は心配そうに顔を覗き込んだ。



『でも強いって事は大切な人を守れる……。私も守りたいって思ってる』



善逸「……A?」



『なんでもない。朝ご飯の準備しようか。ん?待て待て……時間やべぇええええええ!!』



今は午前7時を指している。



ちょっと髪ボサボサなんだけど……。



『ごめん、朝ごはん作れない……!そこら辺の雑草でも食べてて!』



善逸「何で雑草一筋なんだよ!」




私はものすごいスピードで着替えた。


残像が見えるぜ……!


鞄を持って部屋から出る。



『じゃあ行ってくるね!』




私はお弁当を持たずに学校に向かう。


学食でも購買でも行けばいいしね。







善逸「……ん?」


善逸が目にしたのは、




善逸「A、財布忘れてる……!」



善逸が慌てて後を追うが、



善逸「駄目だ……Aの速さにはついていけない……!」




財布を見つめて溜め息をついた。

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エナ(プロフ) - ゴリラとたんぽぽの恋愛も一味違って、イイね👍 (1月1日 22時) (レス) @page34 id: 5755aafd19 (このIDを非表示/違反報告)
ごんざれす - ごめんなさい笑不覚にも、「納豆ご飯の納豆がないみたい」ってとこにツボった笑 (5月14日 12時) (レス) @page29 id: f270d4d256 (このIDを非表示/違反報告)
骨の皮スネア(プロフ) - げんやんの細胞さん» こちらこそ、ここまでお読みいただきありがとうございます! (2020年11月22日 12時) (レス) id: fc01cbb441 (このIDを非表示/違反報告)
げんやんの細胞 - 完結おめでとうございます!!最後までギャグ線と感動を掛け合わせていた感じが大好きでした...素敵な小説ありがとうございました!(o^^o) (2020年11月21日 19時) (レス) id: 413fb8b5dd (このIDを非表示/違反報告)
骨の皮スネア(プロフ) - げんやんの細胞さん» えへへへへ((嬉しいお言葉ありがとうございます!! (2020年11月20日 22時) (レス) id: fc01cbb441 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:骨の皮スネア | 作成日時:2020年4月30日 11時

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