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診察3日目 ページ6

実弥が入院してから一週間が経った。


『え、君、本当に人間?もう傷治りかけなんだけど』


実弥の傷は驚きの速さで治っていった。


『やっぱり柱は凄いなぁ、もう少しで傷は完治するし、後遺症は残らない。よかったね、さねみん!』

実弥「だから、さねみんって何だよォ!!」


『実弥って言いにくいんだもん、それにしても、もう、さねみんは退院しちゃうのか〜、寂しいなぁ』


にっこりと笑うA。


『あ、そうだ。しのぶちゃんは元気?』

実弥「胡蝶?あァ、何時も通りだ」

『えー、懐かしいなぁ、知ってる実弥さん、私、以前は鬼殺隊で働いてたんだ』

実弥「鬼殺隊で?テメェなんか見たことねェぞ」


『当然だよ。私は六歳から十五歳の頃に働いてたんだよ?』


実弥は目を見開く。


実弥「六歳から!?」


『うん、若いながらも母の後継ぎで幼少から教育は受けていたの。しのぶちゃんとは薬学で何度か一緒にやったことあるんだ!』

実弥「テメェこそ、本当に人間か?」

『何よー、私はか弱い女の子だもん!』


実弥は前の診察でのAの態度が気になっていた。


実弥「この前の診察、何かおかしかったぞお前」

Aの肩が上がる。


『何でもないよー、気分が優れなかっただけ』


Aは誤魔化すが、


実弥「いや、あれは気分の問題じゃねェ……」


『……………………』


沈黙が続く。


「院長ー、ご予約の患者様がいらっしゃいました」


『あ、ごめんね。行かないと…………』


早足に病室を出ていくAの手を掴む。


実弥「待てよ」


勢いよく手を掴んだので、白衣の袖がめくり上がった。


Aの腕には、


実弥「!?」


誰かに掴まれたような酷い痣があった。

『……実弥さんには関係ないです』


手を振り払う。

Aはいつもの笑顔になり、


『実弥さんの診察は午後からですので、遅れないように』


Aは病室を出ていった。

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骨の皮スネア(プロフ) - パラピコ星人さん» うわぁああ((嬉しいお言葉ありがとうございます!! (2020年5月31日 7時) (レス) id: fc01cbb441 (このIDを非表示/違反報告)
パラピコ星人 - ギュンギュンしました、、、ニヤケが止まらん。すごく良い作品ですね!!!さねみん推しなので良いです!!ヤバいです!!ありがとうございます!!! (2020年5月30日 21時) (レス) id: 1aa78d1f13 (このIDを非表示/違反報告)
骨の皮スネア(プロフ) - んふふふ、さん» 紹介状でした!教えていただきありがとうございます!!直しました!! (2020年4月24日 2時) (レス) id: fc01cbb441 (このIDを非表示/違反報告)
んふふふ、 - 病院の招待状ではなく、紹介状ではないでしょうか?間違っていたらすみません。めちゃくちゃ面白いです!! (2020年4月23日 18時) (レス) id: 7d843ec4df (このIDを非表示/違反報告)
骨の皮スネア(プロフ) - うさぎさん» 返信遅れてごめんなさい!!更新頑張ります! (2020年4月9日 18時) (レス) id: fc01cbb441 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:骨の皮スネア | 作成日時:2020年2月27日 23時

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