炭治郎と62 ページ15
Aは善逸の手当てに向かう。
善逸は気絶していたけど、受け身を取って無事だった。
善逸たちはあの上弦の鬼の戦いで確実に強くなっている。
普通ならあんな遠くから、しかも、あんな威力で吹き飛ばされては気絶どころじゃ済まない。
『……まったく、女の子には目が無いんだから、』
Aは善逸の頬をつねる。
Aが善逸の手当てをしている同じ時、
ある事件が起こった。
女将さんが高い所から転落して死んでいた。
その転落の仕方は他殺のものだった。
鬼は騒いでいる声に何も感じず、満足そうに屋根上を歩いていた。
ある襖を開けると、そこには、
無惨「調子はどうだ?」
無惨の姿があった。
鬼は目に光を入れて、顔を赤くした。
無惨「随分人間を喰ったようだな、以前よりもさらに力が増している。良いことだ」
鬼は頭を下げる。
無惨「しかし、油断をするな。うまくことが進んでいる時ほど足は掬われやすい」
「承知致しました」
無惨「鬼殺隊でも手練れの者……柱などはすぐに此方が鬼だと看破する。
しかし、此方からは柱程実力の有るもの以外の人間など視ただけでは殆ど違いが分からない。
【堕姫】」
堕姫と呼ばれる鬼が返事をする。
無惨「私はお前に期待しているんだ、お前は誰よりも美しい、そして強い柱を七人葬った
これからもっともっも強くなる。残酷になる。
特別な鬼だ」
堕姫「有り難き御言葉……」
無惨「堕姫、Aの行き場は分かったか?」
堕姫「それは……」
堕姫は言葉を詰まらせる。
_____貴女が話してくださいよ。
堕姫はAの真剣な眼差しを思い出す。
少し間があいた後、
堕姫「申し訳御座いません、直に、見つけてきます」
堕姫はAの事は一切話さなかった。
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骨の皮スネア(プロフ) - アリィさん» 教えていただき、ありがとうございます!!直しました! (2020年1月27日 21時) (レス) id: fc01cbb441 (このIDを非表示/違反報告)
アリィ(プロフ) - 堕姫の『姫』が鬼になってますよ! (2020年1月27日 21時) (レス) id: 70f76cfc4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:骨の皮スネア | 作成日時:2020年1月16日 19時