鬼殺隊が嫌いな少女は炭治郎に懐きすぎた【鬼滅の刃】

炭治郎と５ ページ7

実弥「わかりません、お館様…人間ならば生かしておいてもいいが鬼は駄目です。承知できない」

ｻﾞｼｭｯ

実弥は自分の腕を刀で傷つけた。
実弥の腕からは血が溢れでる。

『(余計なことを……)』

実弥「お館様…！！証明しますよ俺が、鬼という物の醜さを」

産屋敷「実弥…」

実弥は鬼の本性を暴くために自らの腕を切りつけ、禰豆子の前へ出す。

禰豆子の目付きが変わる。

しのぶ「伊黒さん強く押さえすぎです。少し弛めてください」

小芭内「動こうとするから押さえているだけだが？」

しのぶ「…竈門君、肺を圧迫されている状態で呼吸を使うと血管が破裂しますよ」

宇随「血管が破裂！！いいな響き派手で！！よし行け破裂しろ」

行冥「可哀想に…何と弱く哀れな子供、南無阿弥蛇仏…」

炭治郎はそれでも呼吸を使う。

しのぶ「竈門君」

ｶﾞﾝｯ

小芭内「……！何のつもりだA……！」

小芭内の腕をつかみあげると炭治郎は禰豆子の元へ走っていく。

すると禰豆子は……

禰豆子「ふんっ」

そっぽを向いた。

「不死川様に三度刺されていましたが目の前に血塗れの腕を突き出されても我慢して噛まなかったです」

産屋敷「ではこれで禰豆子は人を襲わないことの証明が出来たね」

実弥「！！」

炭治郎「！！」

バッ

小芭内「A……」

『私は血管が破裂させるのを防いだだけ、助けてはいない』

小芭内「……ｯ」

炭治郎「……」

炭治郎はAが一瞬暖かい匂いがした気がした。

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