鬼殺隊が嫌いな少女は炭治郎に懐きすぎた【鬼滅の刃】

炭治郎と１７ ページ19

炭治郎side


斬らなければ！！鬼の頚を…早く！！

煉獄さんと猗窩座はどちらも引かなかった。


助けないと……煉獄さんを…！


炭治郎「動けーーっ！！煉獄さんのために動けーーっ！！」

俺は猗窩座に刀を構える。

伊之助「獣の呼吸 壱ノ牙 穿ち抜き」

『影の呼吸 弐ノ型 六角星』

伊之助とAさんは呼吸を使うが猗窩座は何かから逃げるように俺たちの前から姿を消した。

猗窩座の頚には煉獄さんの刀が刺さっている。

今斬らないと……！

逃げる前に……！

ボッ


猗窩座「(手こずった、早く太陽から距離を……)」

俺の刀は猗窩座の胸部を貫通した。


炭治郎「逃げるな卑怯者！！逃げるなァ！！！」


猗窩座「(何を言っているんだあのガキは、脳味噌が頭に詰まってないのか？俺は鬼殺隊から逃げてるんじゃない、太陽から逃げてるんだ。それにもう勝負はついてるだろうが。アイツは間もなく力尽きて死ぬ！！)」


炭治郎「いつだって鬼殺隊はお前らに有利な夜の闇の中で戦ってるんだ！！生身の人間がだ！！傷だって簡単には塞がらない！！失った手足が戻ることもない！！逃げるな馬鹿野郎！！馬鹿野郎！！卑怯者！！お前なんかより煉獄さんの方がずっと凄いんだ！！強いんだ！！煉獄さんは負けてない！！だれも死なせなかった！！戦い抜いた！！守り抜いた！！お前の負けだ！！煉獄さんの勝ちだ！！」

俺の目からは涙が溢れていた。

『……竈門…炭治郎……』

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