鬼殺隊が嫌いな少女は炭治郎に懐きすぎた【鬼滅の刃】

炭治郎と４２ ページ44

酒宴には柱全員が揃っていた。

蜜璃「Aちゃんやっと来たー！」

蜜璃が嬉しそうに手招きする。

小芭内「お前はいつも遅いんだ、だいたい無断で欠席するなんて考えは……」ﾈﾁﾈﾁ

小芭内は相変わらずﾈﾁﾈﾁと言ってくる。

『別に私は出席しなくてもいいんじゃないの』

天元「何いってんだ、今日はお前が主役だ。大変な思いをしたAを癒してくれとお館様に言われたからなぁ、派手に癒してやるぜ」

『え、普通に御遠慮するんだけど』

しのぶ「とりあえず座ったらどうですか？」

Aは端に座る。

しのぶ「Aさんは何飲みますか？」

『……えっと、オレンジで』

しのぶがオレンジジュースを取ってAに渡すと、

しのぶ「最近Aさん、炭治郎君と仲がいいですよねぇ」

しのぶがﾆﾔﾆﾔと聞いてくる。

『……え、いや、別にそんなことはないと思うんだけど……』

しのぶ「Aさんが丸二日眠っていたとき、炭治郎君はずっと看病してくれてたんですよ？」

『……炭治郎が？』

しのぶ「はい、タオルを替えたり、水を飲ませてくれたりしてました！」


Aは少し照れ臭くなり、俯く。

無一郎「Aさんゆでダコみたい」

無一郎が言う通りAの顔は赤くなっていた。


『あ、赤くないよ。普通だよ』

天元「いや、派手に赤いぜ」

『う、うるさいなぁ…』

Aが飲み物を飲むと、

しのぶ「Aさん、待ってください！それは…！」

Aが飲んだのはオレンジジュースではなく甘酒だった。

実弥「おい！誰だァ！Aの側に甘酒なんて置いた奴はァ！」





手を挙げたのは、


実弥「テメェかよォ！」







義勇だった。


天元「おい、やべぇぞ！」



ｶﾞﾝｯ

Aが甘酒の入ったコップを音を立てて置くと、


『酒が足りないんだよぉ…！もっともってこぉい！』


すごい酔っぱらっていた。

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