鬼殺隊が嫌いな少女は炭治郎に懐きすぎた【鬼滅の刃】

炭治郎と２２ ページ24

ある一家にとても優秀な子供がいた。


その子供の元へ鬼の足音が……。


猗窩座「ご報告に参りました



無惨様」

無惨「例のものは見つけたのか？」

無惨の周りには異様な空気が漂っていた。

猗窩座「調べましたが確かな情報は無く、存在も確認できず、……【青い彼岸花】は見つかりませんでした」


無惨「で？」

猗窩座「無惨様の御期待に応えられるよう、これからも尽力致します。ご命令通り柱の一人は始末して参りましたので御安心くださいますよう…」


無惨「お前は何か思い違いをしているようだな猗窩座」

ﾐｼｯ

猗窩座の身体には無数の切り傷がきざまれていた。

無惨「たかが柱……それを始末したから何だと言うのか？鬼が人間に勝つのは当然のことだろう。私の望みは鬼殺隊の殲滅。

一人残らず叩き殺して二度と私の視界に入らせないこと、複雑なことではないはずだ。

それなのに未だ叶わぬ…どういうことなんだ？

お前は得意気に柱を殺したと報告するが、あの場にはまだ四人の鬼狩りがいた。その内の一人は影柱。なぜ始末して来なかった？わざわざ近くにいたお前を向かわせたのに…猗窩座、猗窩座、猗窩座！！

お前には失望した。

まさか柱でもない剣士から一撃を受けるとは【上弦の参】も堕ちたものだな」

猗窩座の肩が上がる。

無惨「私の期待を裏切らないために影柱を私の元へ連れてこい。一つのかすり傷すらつけずに、分かったか猗窩座？」

猗窩座「御意」

無惨「下がれ」

無惨がそう言うと一瞬にして姿を消した。



無惨「A、私から逃げられると思うな。お前は私のものだ」


無惨は満足そうに笑った。

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