最高峰《短編集》 (ページ9)

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… ？？？ kwmr ページ9

kwmr→｢｣貴方→『』1500文字で妄想してみた

．
プルル…＿

ベランダで1人お風呂上がりの体を冷ます

｢こんばんは｣

『こんばんは』

｢今日はお疲れですか？｣

『…なんで分かったんですか？』

｢僕は神なので｣

『…』

今日は少し疲れたというよりこのご時世が嫌になった

｢めずらしいな、Aさんが電話かけてくるなんて｣

『忙しかったらごめんなさい』

｢いえ、丁度可愛い後輩と話したかったので｣

『…ほんと貴方ってば動画も普段も
変わらなさすぎでしょ笑』

｢あ、クイズの問読み練習してみます？？楽しいですよ｣

いつもは仕事の話で終わる河村さんとの会話も
今日はなんだか少し長引いた

『家に居ると窮屈でストレス溜まるんです、』

｢それな｣

『それなとか使うんですね笑』

｢おじさんだと思われたくない｣

『まだまだじゃないですか』

私はまだこの人の事を全然掴めていない。
某クイズ王よりも意味が分からない

でもなんか惹かれる自分が居る

『河村さんって不思議ですよね、』

｢全然、神童でも何でもない普通の東大生です｣

『泣いたこととか怒ったことあるんですか？』

｢ありますよもちろん｣

『落ち込んだりとかは？』

｢…人間だもの｣

『じゃあ恋愛は？？？』

ここで河村さんは黙り込んで何も言わなくなる
スマホ越しに聞こえるのはパソコンのキー音だけ

｢…ありますよ｣

『え？！？誰ですか？！！？』

｢そう聞かれて答えるヤツはこの世にいませんよ｣

『えー…もっと河村さんのこと知りたいです』

｢じゃあ毎日電話しましょう。僕のことたくさん教えてあげます｣

『え！やったあ！』

｢だから教えてあげる代わりに
僕のこと好きになってくださいね、｣

『…え』

プッ …ツー…ツー…ツー…