#IfMarriage (ページ33)

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# 33 ページ33

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/ Taiga

「大我からのアピール、勿論気付いていたし誤魔化してたのも事実。

それは大我が嫌ってことじゃなくて、大我の隣に立つ女の子が私でいいのかなってって不安が沢山あったから、自分に自信を持てなかったから」

『 …なにそれ、意味わかんない』

「うん、樹にも散々言われた。だけどね、一緒に暮らしていくうちに自分の中の存在が大きくなってきたの。大我っていう存在が」

例えば、ってこの1ヶ月間の出来事を話すA

…ねえそれってさあ

『 …俺のこと、好きってことでいいよね？』

「っ、まだ話してる途中やねんけど」

手短にって言ったじゃん。そんなに嬉しそうに

俺が朝ごはん用意した日のこと語んないでよ。

違う意味で心がもたないから、Aの話を途中で遮っちゃった

『ねえ、どうなの』

「 …そういう坊ちゃん気質で自己中なところもひっくるめて

…大我のことが大好きです……わっ、」

『 …っ俺今超幸せ……ありがとう』

潤いを含む綺麗な瞳が俺を捉えて、大好きです。なんて

堪んないじゃん、そんなん。

壊れてしまうくらい、ぎゅっと抱き締める

『 …ん、』

「ふふ」

夕日が綺麗に沈む前に俺が差し出した手を

先程までとは違う、恋人繋ぎで繋ぎ返してきて

2人で出口に向かった

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