#IfMarriage (ページ13)

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# 13 ページ13

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/ Taiga

『今日は、奥さんの仕事現場にお邪魔しようかなと』

結婚生活が始まり1週間くらいが過ぎた頃

今日はAが雑誌の撮影があると聞いたので、現場に見学？差し入れをしに行く

今は現場に行く前に差し入れのお買い物中

『迷いますね、差し入れ』

ｽﾀｯﾌ「このケーキとかどうです？生クリームたっぷりですよ」

『 A甘いもの得意じゃないんですよ。目的はAに喜んでもらえる差し入れなので甘いもの以外で考えます！』

ｽﾀｯﾌ「おぉ、旦那さんらしくなってきましたね」

『らしくじゃなくてそうなんですっ！笑』

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「いいねぇ～可愛いよ！はいこっち見てー！」

あれからAが好きそうなゼリーとドリンクを買ってスタジオに

中に入るとカメラマンの指示に従ってポーズや顔を決めていくA

可愛い、かっこいい、綺麗。
一気にいろんな感情が出てきて今にも叫びそうになる

『なんであんなに綺麗なんだろう… 』

満開でカラフルな花の中でいろんな表情を作っているAは、どの花にも劣らずに輝いている

あまりにも綺麗だから自分の携帯でも何枚か…

ｽﾀｯﾌ「今撮りましたね？笑」

『差し入れ記念…的な？
ただフォルダに残したかっただけです、はい。笑』

そうこうしているうちに撮影が休憩に入ったらしい

今日ここに来ることは内緒にしていて、驚かそうとひっそりと現場を覗いていたわけで

「お疲れ様です」と礼儀正しくスタッフさんたちに頭を下げてこちらに向かってくるAの視界に入らないように急いで隠れる

大倉「わっ、美味しそう…なんですかこれ？」

「差し入れです。是非食べてください！」

大倉「是非いただきます！どちらの方からのですか？」

俺が差し入れたことを知らず、目をキラキラさせて喜ぶ姿に口が緩む

真剣にゼリーを選んでいるAの後ろからそっと近づいて

ギュッと抱き締める

『それ、俺からの』

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