幸せな生き方 7 【橙】

3(お話抜けてました) ページ13

康二side





家に帰って照にぃ、亮にぃに、たくさん甘えていると、ラウールが自室からすごい勢いで降りてきた。


照)どうした？

ラウ)やばいよ！これ！


そこにはさっき、押された時の映像がSNSで流されていたのだ。

しかも、拡散数も多いし、コメントも荒れていた。

｢あぁ〜こんな状態で都会歩かれたら、邪魔よね｣

｢横顔みた感じkojiに似てるけど、本物かな？｣

｢えぇ…あのkojiってこんな感じだったのか｣

｢たしかにB Lで草｣

｢被害者ぶんなってw｣

｢早く立てw｣


亮平)康二見なくていいよ。こんなの



幸い、顔はあんま映ってないし、マスクもしてたけど、一部からは俺ってバレてるっぽい。


みんなは気にすることないよ。
康二って分からないから大丈夫だよ。
って言ってくれてるけど、

俺の中で、街であんなふうに暴言吐かれたこととか、SNSの書き込みとかが、やっぱり大きなストレスになったみたいで、その晩微熱が出てしまって、翌朝には38.6°になってしまった。




翔太)苦しいね、酸素マスクつけるね


翔にぃが休みのため、いつもみたいにつきっきりで色々してくれた。


翔太)もう少しで座薬きいてくると思うよ。
そしたら、寝れるだけ沢山寝ような。


熱が高くて、頭痛や身体の節が痛み、なかなか寝れないため、朦朧とする中かなり苦しんだ。


薬が効いてきて少し楽になったところで、翔にぃに手を握ってもらって眠りについた。

4→←2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す