幸せな生き方 7 【橙】

世論 ページ11

亮平side


今日は康二と照と3人でカフェ巡り。

車椅子は車に乗せてあるけど、リハビリの為に少し車から降りて、歩いてまわることに。

康二の歩くペースに合わせるから、時間はかかってしまうけど、康二と外に出れることが本当に嬉しい！

亮平)晴れてよかったね

康二)う、、ん！た、、の、しみ、に、、し、てた！


本当に一個下か？ってくらい、可愛い弟。

どんな素振りも愛おしい。




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

カフェ巡り2件を終え、少し買い物してから帰ろうか。ってなった。


照)少し離れてるから車で行こうか。
俺、車もってくるから、少し待ってて。

亮平)分かった。ありがとう
ここ人通り多いから、あっちで待ってるよ。

照)了解。



照がパーキングに向かったところで、俺らも車に乗りやすい所に移動することに。

康二と手を組んで、歩き始めると、、、



ﾄﾞﾝ!!!!!


康二)わっ！！！！

女)歩くのおせぇーんだよ！！！
後ろが詰まってるの分からないの！？

亮平)すいません。でも、押し倒すのはおかしいと思いますが。

女)は？男ふたりが手ぇ組んで歩いてることが、そもそも気持ち悪ぃんだよ！

亮平)この子は俺の弟です。特病がありスムーズに歩けないだけです。

女)そんなの知るわけないでしょう。
はぁ、ほんとアンタらと話してることが時間の無駄だわ。私急いでるから。じゃあ。

亮平)っ、、


俺はものすごく腹がったが、たくさんの人が止まって見てたし、カメラも向けられてる気がして言い返すのは諦めた。

喧嘩したところで、康二のためにもならないからね。

亮平)康二大丈夫？びっくりしちゃったね、
立てるかな？

康二)…、、ち、、、から、、はい、ら、、へんっ、


康二はびっくりして、力が抜けて座り込んだまま身体が起こせなくなってしまったため、俺がお姫様抱っこして、康二の被っていたベレー帽で顔を隠してあげて、移動した。


周りの奴らは、ザワザワ何か言っているけど、俺にはそんなのどうでもいい。

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