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コナン『お姉さん、見せて』

女『え、ええ…』

コナンが受け取ったカードの束を見た哀は「なに、それ…?』と首を傾げた。

コナン『単語帳みたいだけど…カードに半透明な色がついてる…』

手のひらサイズの単語帳の表紙をめくると、五色の透明カードが現れた。

貴方『白、橙、青、緑、赤…』

コナン『何のカードだろう…』

女はコナンが持っている単語帳を不安そうに見つめた。
すると、

元太『おーい、コナンー灰原ー桃香ー!』

チケットを持った子供たちが走ってきた。

その後ろには息を切らしてフラフラと走る博士もいる。

歩美『三人の分のチケットも買ってきたよー!』

光彦『早く乗りに行きましょうよー!』

コナンは走ってくる子供たちを見て顔をしかめた。

コナン『やべ、厄介なのが戻ってきやがった…』

元太『何やってんだよ三人共』

元太の後からやってきた光彦は、「あれ?」とベンチに座っている女に気づいた。

光彦『誰ですか?その女の人』

女を見た歩美が「うわーっ!」と声を上げる。

歩美『お姉さんの目、右と左で色が違う!きれーい…』

元太『偽物の目を入れてんのか?』

元太が珍しそうに女の顔を覗き込むと、女は何やら考え込んだ。

光彦『違いますよ、元太君。お姉さんはオッドアイだと思いますよ』

歩美『オッドアイ…?』

元太『変な名前だなあ、この姉ちゃん』

初めて聞く言葉に歩美と元太がキョトンとする。

光彦『あ、いや、この人の名前じゃなくて…』

光彦が間違いを正そうとすると、歩美が「分かったー!」と手を上げた。

歩美『オットセイの目の事でしょ!』

元太『オットセイ…?』

元太はウォウォと鳴くオットセイを思い浮かべた。

歩美『目の事なんだよね?コナン君』

貴方『くくく…(肩を震わせ笑い堪えて)(流石歩美ちゃん発言が可愛いな)』

歩美に言われたコナンが「あ、ああ…」と苦笑を浮かべると、それまで暗い顔つきだった女がふふふ…と笑いだした。

女『あ、ごめんなさいつい』

とすぐに謝る。

歩美『お姉さんと桃香ちゃんに笑われちゃったね』

子供たちが喜んでいると、博士がハァハァ言いながらやってきた。

博士『君たちはこんなとこで何をしとるんじゃ?』

コナン、桃香『丁度良かった。博士』

哀『このお姉さん、事故に遭ってどうやら記憶喪失になってしまったみたいなの』

哀の言葉に、博士や子供たちは目を丸くした。

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9Sに殺されたいロリコン - いつも思うの鳩ぽっぽー (2019年9月7日 15時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 私も二がいいです (2017年9月27日 23時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
自由狐(プロフ) - 2がいいです( ・ ω・ )(アンケートの時だけ来てすいません) (2017年9月27日 23時) (レス) id: bbf60e75fb (このIDを非表示/違反報告)
友姫(プロフ) - りんさん、ありがとうございますこれからも楽しんでいただけるように頑張りますね(*^^*) (2017年9月22日 23時) (レス) id: ca7f04bc18 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2017年9月22日 22時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:友姫 | 作成日時:2017年9月22日 21時

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