ここ何処だよ((3【名探偵コナン】『降谷零/安室透』 (ページ40)

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ファミレスの駐車場に停められたジョディの車の後部座席に乗っていたコナンと桃香は、ジェイムズから3枚の写真を見せられた。

２人の外国人男性と1人の外国人女性が写っている。

ジェイムズ『コナン君、この子は？』

貴方『…コナンの助手の来栖桃香です(コナンの後ろにしがみつき)』』

ジョディ『あら、可愛い子じゃない！』

キャメル『コナン君の彼女かと思いましたよ』

コナン『ははは…だから、この子は大丈夫だよ。
味方だからさ(なんで灰原と言い桃香と言い俺の後ろに隠れるんだろ？)』

貴方『はい！で、何があったんですか？(恐る恐るコナンの後ろから訪ねて)』

ジェイムズ『イギリスのMI6、カナダのCSIS、ドイツのBND…各国の諜報部員が次々と暗殺された』

コナン、貴方『！！まさかー』

コナンと桃香が写真から顔を上げると、ジェイムズは｢うむ｣と頷いた。

ジョディ『彼らの共通点は、例の組織に潜入していた事』

貴方『それってもしかして』

コナン『黒ずくめの奴らによって…』

コナンと桃香が言うと、助手席のキャメルは後部座席を振り返った。

キャメル『組織の工作員が警察庁からデータを盗んだ疑いがあると、赤井さんから報告を受けていたんですが…』

運転席のジョディが｢ええ｣と眉をひそめる。

ジョディ『まさかこんなに早く動くなんて…』

コナン、貴方『(組織の工作員…)』

コナンと桃香の頭に東都水族館で出会った女性が思い浮かんだ。

コナン『ジョディ先生。
僕たちを呼び出したのは、その工作員と思わしき人物と接触したからなんだよね？』

ジョディ『ええ』

貴方『でも、彼女は記憶喪失で…記憶媒体となりうるスマホも壊れていましたよ？』

ジェイムズ『スマホー！？』

後部座席に乗っていたジェイムズはシートに手をついて身を乗り出した。

ジェイムズ『彼女が持っていたのかい？』

コナンと桃香は｢うん｣と頷いた。

コナン『ベンチに放置していったから、預かってたんだ』

貴方『今、博士に頼んで直して貰ってるところです』

キャメル『それならFBI本部に送って解析した方が…』

ジェイムズ『そうだな』

キャメルとジェイムズが言うとコナンと桃香は｢待って！｣と叫んだ。

コナン『博士はもうすぐ復元出来るって言ってたから』

貴方『このまま進めて貰った方が早いと思いますよ？』

ジェイムズがうむ、と頷く。