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お待たせしてすいませんでした(土下座)

では、続きをどうぞです

―――――――――

医師『はい、これで大丈夫ですよ』

博士『おお…ありがとうございます』

医務室で医師に絆創膏を顎に貼られると、博士は椅子から立ち上がった。

その途端、「あたたたたた…」と顔を歪めて腰に手を当てた。

医師『大丈夫ですか?』

博士『え、ええ…持病の腰痛が…』

係員に支えられる博士を見て、子供たちは眉をひそめた。

光彦『何で博士が一番痛がってるんですかー』

元太『なさけねーな』

歩美『本当、子供みたいー』

博士『君らも歳をとると分かるわい』

博士が腰を叩きながら言うと、コナンと桃香はハハハ…と苦笑をした。

光彦『博士も大丈夫みたいですし、観覧車に乗りに行きましょう!』

歩美『うん、行こう!』

元太『姉ちゃんも行こうぜ!』

元太の声で、博士を見ていた哀はハッと女を振り返った。

女『え、ええ…でも、やっぱり迷惑じゃないかしら…』

女はそう言って、左右で違う色の瞳をした目を少し細めた。

それを見た瞬間ー哀の心臓がドックン…!と波打つ。

その様子を桃香は心配そうに見ていた。

光彦『今更何言ってるんですか!』

元太『姉ちゃんは俺の命の恩人だろ?』

歩美『そうだよ!遠慮する必要なんてないよね、博士?』

子供たちが振り返ると、博士は「勿論じゃとも」と頷いた。

博士『それに…既にチケットを買ってしまっているしのー』

コナン『んじゃ、乗りに行くか』

貴方『はい!!(哀ちゃん大丈夫かな…?)』

コナンと桃香が子供たちと合流しようとすると、哀が「待って!」と止めた。

哀『江戸川君、桃香、ちょっと話が…』

コナンと桃香は「ああ/はい」と振り返ると、哀は酷く深刻な顔をしていた。

博士『それじゃあ我々だけでも先にー』

博士が医務室を出て行こうとすると、哀は「駄目よ!!」と叫んだ。

哀『待ってて、博士』

博士『お、おお…』

哀の強い口調に戸惑う博士の横で、子供たちが「えー」「どうしてなんでしょう?」「つまんねーの」と口を尖らせる。

いつも冷静沈着な哀が、さっきから様子が可笑しいー。

不安げに俯く哀を、コナンは険しい表情で見つめた。

いっぽう、桃香もそんな様子の哀を見つめた。

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9Sに殺されたいロリコン - いつも思うの鳩ぽっぽー (2019年9月7日 15時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 私も二がいいです (2017年9月27日 23時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
自由狐(プロフ) - 2がいいです( ・ ω・ )(アンケートの時だけ来てすいません) (2017年9月27日 23時) (レス) id: bbf60e75fb (このIDを非表示/違反報告)
友姫(プロフ) - りんさん、ありがとうございますこれからも楽しんでいただけるように頑張りますね(*^^*) (2017年9月22日 23時) (レス) id: ca7f04bc18 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2017年9月22日 22時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:友姫 | 作成日時:2017年9月22日 21時

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