検索窓
今日:8 hit、昨日:4 hit、合計:43,522 hit

103 ページ17

ベルモット『(あの子は、確かバーボンのとこに居候しているpeachちゃんね…
何故ここに?バーボンは知ってるのかしら?それにもしかしたらあの子バーボンがずっと探してるPrincessかも知れないし…ね?)』

そう思ったベルモットだがクルリと背を向け、静かに立ち去る。

園内マップを見ていたコナンと、浮かない表情で歩いていた哀は、去っていたベルモットに気がつかなかった。

だが、後ろから歩いていた桃香だけはベルモットに気づく。

貴方『(ありゃ、私がAだってバレたかも…汗
ばらさないでくれる事を祈るしかないな…)』

コナン『結局、建設中エリアも収穫なしか…。
そろそろ博士に連絡入れてくれねーか、灰原
桃香、さっきからボーッとしてどうした?』

貴方『へ?な、何でもないですよ(危ない危ないベルモットの事考えてたなんて絶対言えない…)』

哀『え、何?』

と訊き返す哀に、コナンは顔をしかめた。

コナン『そうか。ならいいけどよ…
で、灰原もどうした?おめーもさっきからボーッとしてっけど』

哀『そ、そうかしら…』

貴方『もう、観覧車乗ってるんですかね?』

哀が曖昧に答え、桃香が言う。

すると、

「おーい、コナーン! 灰原ー!桃香ー!』

と元太の呼ぶ声が聞こえてきた。

3人はキョロキョロと辺りを見回す。

歩美『こっちだよー!』

光彦『上ですよ、上ー!』

歩美と光彦の声がする方を見上げると、十メートル程の高さにある動く歩道の先には歩道の内と外を隔てるガラスの壁があって、元太のすぐ横に迫っているー!

哀、桃香『あっ!危ない!』

コナン『元太、戻れ!!』

哀と桃香、コナンが叫ぶと、元太は「あ?何でだ?」とますます体を乗り上げた。

博士『こ、これっ!』

博士が元太の肩を掴もうとした時、元太の体がズルリと前へ滑った。

ばたつかせた足が博士の顎を蹴り、動く手すりに運ばれた元太の体がガラスの壁にぶつかって前へと押し出される。

コナン『元太!!』

落ちるー!!コナンがあっと思った瞬間、子供たちのそばに居た女が手すりを飛び越えた。

手すりの壁にしがみついていた元太の手を掴む。

元太『姉ちゃん、助けてー』

女は素早く周囲を見回し、再び元太を見た。

哀、桃香『江戸川君!/コナン!』

コナン『ああ!』

コナンはベルトのバックルに手をかけた。

いつでもサッカーボールが出せるように射出ボタンを指に添える。

104→←102



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
49人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

9Sに殺されたいロリコン - いつも思うの鳩ぽっぽー (2019年9月7日 15時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 私も二がいいです (2017年9月27日 23時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
自由狐(プロフ) - 2がいいです( ・ ω・ )(アンケートの時だけ来てすいません) (2017年9月27日 23時) (レス) id: bbf60e75fb (このIDを非表示/違反報告)
友姫(プロフ) - りんさん、ありがとうございますこれからも楽しんでいただけるように頑張りますね(*^^*) (2017年9月22日 23時) (レス) id: ca7f04bc18 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2017年9月22日 22時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:友姫 | 作成日時:2017年9月22日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。