174話 ページ31
魔法舎に帰って着替えたら直ぐにヒースの元へ行く。
「おかえりなさい」
「ただいま！あのね、ヒースに聞きたいことがあるの。東の国の外れにある御屋敷。あれって西の国の侯爵家のものってほんと？」
「東の国の外れの？どれのことだろう、場所わかる？地図持ってきますね」
そう言ってヒースは1度部屋に入り東の国の地図を持ってきた。任務でいった場所は…たぶん、この辺かしら？
「この辺りだと思うんだけど」
「…✕×村の近くか…となると、屋敷は1つですね。でも、確か…西の侯爵家とかではなかったと思います。かなり昔の賢者様の住まいという話です」
「えっ？昔の賢者様？」
｢はい、親からそう聞きましたよ｣
…どういうこと？
あの人形は昔お母様が使ってたと言ってたわ。
まさかお母様がもともと賢者様…？
いや、それは絶対にない。
もしそうならお母様があれほど冷遇されるはずはないし、なにより長く賢者の魔法使いをしているオズさんたちが気づくもの。
お母様は元からこの世界の人間。
それは間違いない…
｢それ以外に何か知らない？｣
｢いえ、これ以上はなにも…。もう何十年も人が住んでない廃墟ですので｣
｢何十年も？｣
｢？、はい。そのはずですよ、誰か住んでましたか…？｣
｢ううんっ、誰も住んでなかったよ、ありがとうヒース｣
｢お役に立てたならよかった｣
あの御屋敷は賢者様のもので、なぜかうちの実家の所有物になってる。
よく調べなくちゃ。じゃないと、きっと最悪の結末を迎える気がする。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 419人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
灯油マン(プロフ) - 海月さん» 通知オンにしてて下さってありがとうございます！明日明後日休みですので少しでも書ければの気持ちです！ (2022年7月29日 15時) (
レス) id: 3428c02407 (このIDを非表示/違反報告)
灯油マン(プロフ) - 蛍丸好きさにわさん» ありがとうございます！！お待たせしてしまい申し訳ございません！！ (2022年7月29日 15時) (レス) id: 3428c02407 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - 更新ありがとうございます！文章もイラストもとても好きでして、いつも応援しておりました！通知が来て急いで飛んできました！ご自分のペースで書きたいものを書いていってくださいね！ (2022年7月29日 14時) (レス) @page33 id: 35dd37fd2f (このIDを非表示/違反報告)
蛍丸好きさにわ - 更新してくれてありがとうございますとてもイラストとか楽しみながら見てます (2022年7月29日 13時) (レス) @page33 id: 0fe5a8db8e (このIDを非表示/違反報告)
灯油マン(プロフ) - yukiさん» こちらこそあたたかく迎えて下さりありがとうございます！完結までせっかく考えたのでなんとか終わらせたいです！がんばります！ (2022年7月29日 10時) (レス) id: 3428c02407 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：灯油マン | 作成日時：2021年12月5日 7時
