373話 ページ1
話し続けて夜中の3時頃、Aは眠りに落ちた。
起こさないようにベッドへ寝かせてお茶を1口飲む。
思い出すのはお城でのアーサーのことだ。
彼は王妃さまとすれ違う度悲しそうに見つめていた。
だが俺が「大丈夫か？」と聞くと自覚がないようで急に心配してどうしたというような態度で「大丈夫だ」という。
いっそ、Aのように泣いて喚いて悲しいのだと叫んでくれたら良かった。アーサー様もこれくらい本音で話してくれたら……慰められたのに。
あの方は気丈な方だから、決して弱音を吐いたりしない。それは王族として素質であると同時に人としては致命的な弱点にもなりえるのだ。
いつか、王子でもなく魔法使いでもなく……ただのアーサーと騎士でも魔法使いでもないカインで話せたらいいな。
ソファに深く腰かけてそんなことを思う。
魔法使いは若くして全てを諦めたような人が多いのはその境遇のせいだろう。
……本当に願うよ、神様。
俺たち魔法使いがなんの気兼ねもなく家族と生きれる日が来ることを……。
こんなに幼い子供たちが親を思って泣かない日が来ることを。
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灯油マン(プロフ) - ユリアさん» 顔のかき分けとか難しいですよね！！髪型なかったら全員同じ顔になってしまってるので目だけでわかるくらい上達したいです！ありがとうございます！更新しましたのでお時間ある時に読んでいただけると嬉しいです！ (9月4日 22時) (
レス) id: 3428c02407 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 灯油マン様、お返事ありがとうございます。まほやくのキャラクターで描きたくなる気持ち分かります！私も描こうかと思いましたが、無理でしたT_T新しいお話を楽しみにしております😊頑張ってください！ (9月4日 14時) (レス) id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
灯油マン(プロフ) - ユリアさん» はじめまして、コメントありがとうございます。まほやくのキャラは皆魅力的ですので毎回描きたい！と思い挿絵を挟んでおります😄近々本編少し進めます！ (9月4日 13時) (レス) @page15 id: 3428c02407 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 初めまして(^^♪ここまで一気にお話読ませていただきました！挿絵が付いた作品は初めて見ました。とても絵がお上手で驚きましたし、物語も読み応えがあり、読みやすかったです😆これからも頑張ってください！応援してます(^▽^)/ (9月4日 9時) (レス) @page15 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
灯油マン(プロフ) - 推しは尊いさん» コメントありがとうございます。一気見で！？すごいです！結構長いですのにありがとうございます！次の分岐もがんばります！ (8月18日 7時) (レス) id: 3428c02407 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灯油マン | 作成日時：2023年7月16日 7時
