101話 ページ5
洗面台を片付け、Aの荷物をゲストルームに置いたところで問題が発生する。
｢まだ買い物に行ってなくてね。この子を置いていく訳にも行かないしどうしようか？｣
｢そうね……Aも輝石の国は初めてだから見たいでしょうし……｣
でも昨日熱が下がったばかりだから無理して変化魔法なんて使わせられない。
気が進まないけど仕方ない。最終手段よ。
Aの髪と目をアタシたちそっくりの色に変え、顔立ちを少しだけ幼く見えるように魔法をかける。……身長は……もとから高くないしこのままでいいわね。
｢アンタは今からアタシのいとこよ。わかった？｣
｢いとこ……？｣
｢そう。数日親戚から預かってるていでいくわ。見た感じエレメンタリースクールに通ってると言っても遜色ないから子供らしく振る舞いなさい｣
｢エレメンタリースクール！？せめてミドルスクールにして！！｣
私もう300歳なのよ！？高校生でもきついのにエレメンタリースクールって……小学生じゃない！
｢はいはい、わかったわよ……でもこうやって色を似せるとダッドの隠し子みたい｣
｢ヴィル？？｣
｢明日のスクープがダッドにならないといいけど｣
｢ヴィル？？ならないよ？？｣
｢ふふ、冗談よ｣
｢本当に冗談かな……？｣
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軽油の人(プロフ) - 深い水に足跡を。さん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。これからもご愛読いただけるよう頑張ります！ (5月16日 8時) (
レス) id: cb73de7f61 (このIDを非表示/違反報告)
深い水に足跡を。(プロフ) - ストーリーもイラストも大好きでいつも読ませていただいてます。応援してます！ (5月15日 21時) (レス) @page5 id: 35bc9d7cdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：軽油の人 | 作成日時：2023年5月15日 11時
