135話 ページ39
「そんな凄い魔法が存在するのね」
「妖精族の魔力量だから扱えるの。それに母は聖樹の妖精……心身を癒すのが得意だったわ……なのに、私は……」
せめてどちらかを引き継げればよかったのに、もしくは似通った魔法。瞬間移動なんて何の役にも立たない。
「アンタの魔法も凄いじゃない。だって軍隊が来ても一瞬で雪山に飛ばして遭難させたり出来るんでしょう？」
「……出来なくはない、と思う」
規模と相手の人間が魔法を使えるかにもよる。
私の魔法は他人が魔法を使っている領域に干渉すると3倍ほど多めに魔力を消費してしまう燃費の悪いもの。
もし人間が防衛魔法を張っていてそこに干渉すると下手したらガス欠になることもあるから。
「アンタは自分の魔法をこの程度みたいな言い方をするけど……本当に羨ましいと思ってるのよ？父親の力は戦争では役に立つけどそれ以外ではあまり使い道がないじゃない？母親の力を上手く使うには瞬間移動できるアナタがいないと致命傷をおった人の元へ駆けつけられない。主役の力では無いけどサポートとしてアナタ以上の魔法なかなか無いわよ。胸を張りなさい」
マレウスに使える従者……いわゆるサポートする家系としてこの上ない魔法よ。まあアイツは自力で瞬間移動出来るみたいだけど。
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軽油の人(プロフ) - 深い水に足跡を。さん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。これからもご愛読いただけるよう頑張ります！ (5月16日 8時) (
レス) id: cb73de7f61 (このIDを非表示/違反報告)
深い水に足跡を。(プロフ) - ストーリーもイラストも大好きでいつも読ませていただいてます。応援してます！ (5月15日 21時) (レス) @page5 id: 35bc9d7cdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：軽油の人 | 作成日時：2023年5月15日 11時
