130話 ページ34
「ヴィー、着替えてきていい？」
「え？……！？、なにそれ！？早くシャワー浴びてきなさい！！」
頭からつま先までびしょ濡れ。
いま何月だと思ってるの！？池も凍ってるのよ！？
触った感じ、服もすでに氷始めてる。
「じゃあシャワー浴びてきます」
アタシの部屋の方へ戻る背中を見送ってカリムとジャミルに向き直った。
「それで？説明してもらえる？」
カリムたちの話は簡潔だった。
走って喉が渇いたというAに水を飲ませようとユニーク魔法を使ったら頭から水を被ることになったと。
いつも暑いくらいのスカラビア寮や熱砂の国ならそれでいいが、ここはポムフィオーレ寮。
無事で済むわけが無い。
「申し訳ありません、ヴィル先輩。俺がついていながら……」
「ごめんよ〜、ヴィル」
「はあっ、まったく……」
頭痛の種しかわかないわね。
エペルとデュースのこともそうだし、グループの険悪さもそう。そしてA。
風邪でも引いたらどうするのよ。
……あの子はただでさえ身体が弱いんだから。
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軽油の人(プロフ) - 深い水に足跡を。さん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。これからもご愛読いただけるよう頑張ります！ (5月16日 8時) (
レス) id: cb73de7f61 (このIDを非表示/違反報告)
深い水に足跡を。(プロフ) - ストーリーもイラストも大好きでいつも読ませていただいてます。応援してます！ (5月15日 21時) (レス) @page5 id: 35bc9d7cdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：軽油の人 | 作成日時：2023年5月15日 11時
