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離れの小屋にいた時よりはまともなご飯が出てきた。
それを食べながら考える。


数日経って帰ってこなかったら見に来てと言ったけど何日後に来てくれるかしら。そもそもここまでたどり着けるのかな…


心細くなって泣いているとドンッと凄まじい地鳴りがして反射で頭を守る。

なに?、何が起きてるの?


砂煙が晴れてだんだんと目の前に人がいることに気づいた。その人は、カインさんでなく


「オズさん?」


「無事か」








世界最強の魔法使いだった。


「ど、どうされたんですか?」

「お前の姿が見えなくて聞いたら城へ向かったと聞いた。悪い予感がして来てみたが…来てよかったようだ」


「ありがとうございます!!」


よかったこれで魔法舎へ帰れる!

嬉しくてオズさんにしがみついたところで近衛兵とお父様がやってきた。


「これはこれは…オズではないか。うちの城に何か用か?」


「…」


「それはこの国の王女だ。連れ去ったら容赦はしないぞ」


「…容赦しない?…それはこちらのセリフだ。これ以上Aにこのような仕打ちをすれば…容赦しないぞ」


どう考えても分が悪い。魔法科学の力をどれだけ集めたってオズさんに勝てるわけが無い。


お父様たちは舌打ちをして引いて行った。

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作者名:灯油マン | 作成日時:2023年7月30日 1時

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