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洗濯を干しながら子供を見ていればパッと目の前から消えてしまった。
「あ！！！」
バサッとタオルを落としてオズさんの元へ走っていく。
「またあの子転移魔法でどこか行っちゃった！」
「またか」
生まれた子供はオズさんに似て赤ちゃんとは思えないほどの魔力を有していた。その力は年々増加して5歳の今では私ですら使えない高度な魔法まで簡単に使ってみせるほどだ。
「どこへ行ったのかしら…」
アーサー陛下やフィガロ先生のところだったらいいんだけど、間違えて北のハズレへ行ってしまったら命の保証はできない。
「追跡魔法を使うか」
「お願いします！」
ヴォクスノクと唱えると子供がいった場所が空気中にうつる。あのお城は…中央の国のお城？…アーサー陛下のところにいったのね。
「アーサーを育てて男の子はやんちゃだと知ったが…女の子もやんちゃなんだな」
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作者名：灯油マン | 作成日時：2023年7月30日 1時
