21人目の魔法使い〜オズルート〜 (ページ17)

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その日から私はオズさんと積極的に話すようになった。

魔法使いにとって1年など短い時間で気づけば私は100歳の誕生日を迎えていた。

「A」

「なんですか？オズさん」

アーサー国王もさきほど帰り、誕生日パーティの片付けをしているとオズさんが私の前に傅き、指輪を指にはめてくれる。

「余生を私に預けてくれるか？」

「はい！！もちろんです！！」

その日初めて恋人らしく手を絡めてキスをした。

初めてのキスはシャンパンの味がした。

約束なんて私が一方的に言ったことなんだから守らなくてもオズさんの魔力が無くなることは無いのに、100歳まで年齢を数えて当日に実行してくれるなんて…オズさんを好きになってよかったわ。

お風呂上がりに通された2人の寝室は白と黒をベースにしたモノクロ調の落ち着いた部屋でオズさんらしさを感じた。

これでようやくちゃんと夫婦になれた気がする。