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厄災の日、中央の国____市街。
アーサーは国民を守るために走り回っていた。
今年の厄災は去年ほどの威力はなく、街への被害もほとんどない。これなら、魔法使いが石になることもないだろう。
「おかあさん…どこ?」
そんな中、小さい女の子がひとりフラフラと歩いていた。親とはぐれたのだろうか?
なんにせよ、避難所まで案内してあげないと。
「おかあさんとはぐれたのか?」
「うん、人が沢山いて、押されて…お母さんいなくなっちゃった」
「そうか。じゃあ私と一緒に避難所をまわろう、お母さんを見つけてあげよう」
「ありがとう!王子様!」
にこ、と女の子が笑った時厄災から隕石のように魔力の塊が飛んでくる。
あの速さじゃ弾き返すのは間に合わない、それなら、せめてこの子だけでも…!
女の子をぎゅっと抱き締めて腕の中に集中して防御魔法を張る。
これできっと、女の子には怪我がないはず。
強い衝撃とともに、私は意識を手放した。
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作者名:灯油マン | 作成日時:2023年7月30日 1時