真祖 83 ページ6
◆書き方変えました。
真｢椿……ハクっ
なんでこんなとこに……｣
｢お昼、ご飯……｣
真昼の問いに無表情で答える。
椿は稲荷を食べていた。
真昼は危険だと感じ、慌てて叔父の方を向く。
真｢叔父さんっ、出ようっ
ここにいたら危な…………｣
徹｢さー真昼っいくらでも
食って良いぞ！ 寿司だけに！｣
真昼の言葉を無視し、いくらの皿を持ってダジャレをかます。そこまで面白くないありきたりなものだ。
だが椿は
椿｢あはっ、あはははははは！
すしっ……いくらでもっ……あは！｣
徹｢そんなに！？ そんなにか！？｣
と、余った袖で顔を隠し、机を叩いて笑っている。
どこが面白いんだか……。
椿｢あー……面白くな____｣
徹｢ダジャレってのは最もシンプルな笑いだからな！｣
椿の決め台詞(？)を遮って物凄い笑顔でバシバシと椿の背中を叩く。
隣に座っていたハクと真昼は“最悪のコンボが発生してる気が……”とは思っているものの、ツッコむ気も起きないので言わないことにしたらしい。
すると、徹のスマホが“ｳﾞｰｯ”と鳴り、取り出す。｢悪ィ真昼、仕事の電話だ先に食ってろ｣と言って店から出ていった。
椿｢……あれ君のお父さん？
ふうん……面白くないねぇ｣
椿はそう言って稲荷寿司を取る。
ハクはそれをちらっと見ただけで、そこまで興味がないようだった。
真｢！ お前……っ｣
椿｢ねぇ君 せっかくだから
桜哉の話でもしようよ｣
真昼はあからさまに驚いている。
冷や汗を流して、緊張しているようだ。
椿｢気になってるんじゃない？｣
椿｢桜哉が今までどんな気持ちでいて……｣
椿｢どんな気持ちで君を裏切ったのか｣
真｢は……｣
真｢ちょ……っと待てよ！
なんで急にそんな話……｣
ガタッと勢いよく立ち上がる。
その行動は焦りからのようだった。
ハクは少し体を強張らせ、海老を落としそうになる。
椿｢君 釣り好き？｣
真｢は！？｣
割り箸を釣竿のように見立てて持つ。
椿｢僕はあまり好きじゃない……飽きっぽいからね
せめて撒き餌は多いほうがいいし……｣
｢真昼を“つつく”と……
水面下がざわつくん、だよ……｣
ハクも箸を釣竿のようにして椿の真似をする。
真｢全然……意味が……？
何の話してんだよ……！？｣
椿｢……まぁ、僕の目的はどうであれ
君だって興味あるでしょ？｣
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猫 - 真祖 85 「クロは日光で人になって」→「クロは日陰で人になって」か「クロは木陰で人になって」だと思います。 (2019年8月20日 16時) (
レス) id: 7b6f9874b2 (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - めっちゃ面白いです更新楽しみにしてます！ (2018年1月26日 19時) (レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
零番目の空虚(プロフ) - 閲覧、コメントありがとうございます。いろいろとぐだり始めている感じがするので、閲覧してくれる方に読みやすいように頑張っていきます！ありがとうございます！ (2017年8月20日 21時) (レス) id: 4fb706b0bf (このIDを非表示/違反報告)
道化師ロキ - とっても面白いです！続き楽しみにしています (2017年8月20日 20時) (レス) id: 091673db49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リズ | 作成日時：2017年8月19日 13時
