episode34_時節到来 ページ40
【Aside】
自「てか…Aちゃん…学校はよく休むの?」
「…忙しいときは……今日は、休みたくなかったんですけど…」
勉強できない分休むと相当学力に響くのもあるけど…今日は…
自「何かあったの?」
「その…今は文化祭の準備期間でして…」
自「この時期にあるんだ…ちょっと遅くない?」
「それは、体育祭と文化祭別シーズンでやるので、先月体育祭があって…」
体育祭は生徒のみで行われる為、兄は見に来れなかった
(公開されていても仕事が入っているだろう)
「そ、それで…あたしは文化祭で重要な使命を下されている訳です」
自「重要な…使命?」
「えっと…クラスの告知ポスターを描くのに適した人材があたししかいなかったというか……」
勿論、あたしに描けと言ったのは他でもないみつばである
自「それ…うま過ぎて目立つんじゃ……」
確かに他のクラスのポスター担当は、みんな美術部だけど、正直自分と並ぶ人はいない
「まぁ……だけど、やるからには手抜きたくはないので」
いつも世話になってるみつばからの頼みでもあるし
自「意外と、そーゆーところ、真剣なんだ」
え?『意外と』って…あたし不真面?
(いや確かに真面目ではないけど)
「馬鹿にしてます?」
自「いやまさか…そーゆーとこ、お兄さんにそっくりだなぁとか思っただけ」
「え…?」
いや…どこが…あの兄と同じにされるのはなんか少し複雑というかなんと言うか…
「兄は…真剣なんですか…仕事に対して」
自「Aちゃんからすれば…ただ、楽しんでるだけに見えるだろうね…だけど、実際めちゃくちゃ空気読んでるし、周りを見てる」
疑いつつも、思い当たる節はいくつかある
自「だから好感持たれるんだろうね…勿論、俺も尊敬してるし…ま、こういうこと言うと本人は照れるんだけど」
「はい?」
自「それもAちゃんに似てるかな……あぁ、特に酒の席だとすごいんだよ、飲み過ぎると面白い」
そういえば、あたしは兄が酔っている姿は一度も見たことがない
ってあれ…なんかあたしって兄のこと知らなさ過ぎじゃないか?
自「そうかもね」
「あ…声出てました?」
自「うん…ま、Aちゃんが気にすることはないと思うよ、これから知ればいいことだし」
「それはそうですけど…知るってどんなタイミングで____」
すると、自由さんはにっこり笑ってこう言った
自「絶好のチャンスじゃん…文化祭」
「…へ?」
episode35_千載一遇→←episode33_言笑自若
942人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「男性声優」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
無神 - もう更新はされないのでしょうか? お話面白いので続きが気になります、! (2020年6月7日 22時) (レス) id: 228d60cd7f (このIDを非表示/違反報告)
柿原(プロフ) - いつになってもいいので更新楽しみにしてます!受験頑張ってください!! (2017年10月30日 12時) (レス) id: 244d56d4d1 (このIDを非表示/違反報告)
詩暢 - 本当に申し訳ありません。受験が終わったらこの作品を再開できるように全力を尽くします。それがいつになるかわかりまさんが、それまでもし待ってくださるという方がいるのなら、私は必ず最終回まで執筆しつづけます。本当に、本当に申し訳ありません。 (2017年8月10日 1時) (レス) id: 644d53e422 (このIDを非表示/違反報告)
詩暢 - 文字数の関係上、言葉足らずな部分もあります。このコメントを見るのも一部の方のみです。それでも皆様に伝えないまま放置しておくことはできません。たくさんの方が更新を待ってくださっている中、このような残念な報告しかできず、己の不甲斐なさを感じます。 (2017年8月10日 1時) (レス) id: 644d53e422 (このIDを非表示/違反報告)
詩暢 - 正真正銘この作品の作者です。メルアドを変えて、更にパスを忘れてしまって、ログインできません。メルアドを復活させるか、パスを思い出せば解決しますが、現状難しいです。また新規登録して始めようかと思いますが、受験生のため暫くおやすみさせていただきます。 (2017年8月10日 1時) (レス) id: 644d53e422 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:詩暢 | 作成日時:2016年8月15日 19時