キス１ ページ22
錦戸SIDE
なんや、お兄さんか
俺1人でヤキモチ妬いて めっちゃ恥ずいやつやんっ//
確かここの制服 着とったし
年子なんかな、仲良い兄妹やな
ほんでさっきは暗くて目が慣れてなくて分からんかったけど
こいつ…メイド服？
やっばぁ……
俺 さすがに我慢できひんって こんな状況
錦「……ちゅー、していい？」
A「えっ！//」
錦「だってお前、いつんなったら俺のことめっちゃ好きになってくれんの」
A「え…す、好きだよ…ちゃんと//」
……やばい
もっと 俺に夢中になるまで、って思ってたけど
今の 好き はやばいよなぁ……
錦「A…」ｽｯ
A「っ…///」
錦「…こっち見て？」ｸｲｯ
A「りょ…く……」
チュウ
A「んっ///」
お化け屋敷
の裏の、狭くて暗い隅っこで
メイド服のAに密着して はじめて唇に触れて
チュ
チュク
チュゥ…
A「ンッ んんっ//」
軽〜いやつで済まそうと思ってたのに
唇ちょっとだけ甘噛みしてもうた
錦「…はぁ……A……」ｽｯ
A「…はぁっ…りょぉ、く……//」
うぅわ
何そのトロ〜ンとした目っ//
無理無理っ これでも我慢してんのに止まらんくなるって//
錦「……あかん、もう、おしまい//」
A「ぅん……//」
錦「// …ぇっと、俺あとで休憩もらうからその時そっちのクラス行くわ、な？」ﾎﾟﾝ
A「ぅん……// あ、あのねっ これ、亮くんに…」
さっきからずっと右手に持ってたタッパー
開いてみたら 卵とケチャップの良い匂いがフワッと香った
錦「…まじで？//これ、俺のために？//」
A「うん、良かったら食べて」ﾆｺ
錦「ありがとぉ…めっちゃ嬉しい//」
俺…あの日 頑張って告白して良かったぁ//
とりあえずAを出口まで誘導して
後でまた、って手を振ってバイバイした
明るいとこで見るメイド服、やっばぁ……
大「あ、おかえり〜 さっきまで丸ちゃんとすばるくん来ててんで」
安「亮にオムライス渡せたぁ？」
A「う、うん………///」
安「なんか顔赤ない？大丈夫？」
A「亮くんに…キス、された//」
大「学園祭で？(笑)青春やなぁ〜(笑)」
安「キスで照れちゃうAちゃんも可愛いね♪」
A「なんか…唇ハムハムって……///」
大・安「まじでっ？！(笑)」
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作者名：Noa | 作成日時：2020年9月29日 10時
