ヤキモチ ページ21
ASIDE
A「すぃませ〜ん…ぁの、控室とかって どこに…」ｷｮﾛｷｮﾛ
「おわっ// めっちゃかわいい、メイドさんっ？//」
「お化け屋敷1人で大丈夫？//俺一緒に入ってあげよっか？」
A「ぃゃっ ぁの…」
「おーい、その子 亮の女やでー」
「えっ まじで？！これが噂の…//」
「お前今のナンパ 亮に知られたら えらいことなるんちゃうん(笑)」
「ばっか！お前！絶対言うなよっ！」ｼｰｯ
A「あの…亮くんは……」
「あ、亮なら中。入って入ってー」ｸﾞｲｯ
A「えっ 中っ？」ｱﾀﾌﾀ
どうしよ…流れで1人でお化け屋敷入っちゃったよ…
暗いし…
こういう場所 苦手な方なんやけどな
ガタッ
A「ひぃっっ！」ﾋﾞｸｯ
もう嫌やぁっ 誰か助けてっ
丸ちゃ……
A「………ぁれ、私今、丸ちゃんって……」
グイッ
A「！！」
錦「…こんなとこで何してんの、A」
黒いカーテンの横から突然モフモフの手が伸びてきて
奥に引っ張られたと思ったら
狼男の亮くんが私を抱きとめていた
A「りょ、亮くんに…渡すものあって……」
錦「呼んでくれたら廊下まで出たのに」
A「中に押し込まれちゃっ…て……//」
ちょっと待って、今気づいたけど
この狭い空間で ほぼ壁ドン状態
付き合ってても まだキスもしてないから
この状況はかなり恥ずかしいんやけど…//
A「亮、くん…近い//」
錦「…ちゅー できそうやな」ﾎﾞｿ
A「っ…//」
錦「…A、俺さ 前に"好きになってくれたら唇にする"って言うたけど」
錦「やっぱ 待たれへんわ。」
A「亮…くん……？//」
錦「こないだ駅前のパンケーキ屋さんで一緒おった人、誰？」
え
駅前の… ？あぁ、丸ちゃんと仲直りした日に行った…
…これ、疑われてるのかな
彼氏がいる時は 他の男の人とご飯行っちゃダメやったんかな
…彼氏 今までいたことないから分かんない…
錦「誰？」
A「…ぉ、」
A「お兄…ちゃん……」ﾁﾗ
丸ちゃんごめんっ
勝手にお兄ちゃんにしてもうたっ
錦「〜〜〜っなんやぁ……」
錦「ごめん、俺勝手に勘違いしてっ…」ﾊｧ
A「ヤキモチ…妬いたの？」
錦「…うん//」
A「…かわいい……」
錦「あほっ こんなんなんもかわいくないわ//」ｷﾞｭｯ
A「わわっ//」
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作者名：Noa | 作成日時：2020年9月29日 10時
