○ モノグラム３ (ページ19)

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強引にでもページ19

渋SIDE

俺、めっちゃ嫌なやつ

A「ぁっ…すば、ゃめっ」

A「…ぅ、ぁ…っ//」ﾎﾟﾛ

こいつが汚ったない男らに触られてたこと

ヤスに告られたこと聞いて嫉妬して

涙流して抵抗してるA見てもやめられへんかった

…ほんまに嫌なやつ。

A「ぁっ…ゃだぁっ//」

渋「好きや…A……」ﾁｭｩ

A「んぅ…っ」

うるさい口ふさいでやった。

酔うてるせいか俺のことを突き飛ばそうとする手の力も弱くて

簡単に服全部脱がしたった。

こんなはずやなかってん、俺

いつかAと結ばれる時がきたら、こいつが俺から離れられへんくなるくらい

めちゃくちゃに抱いてやろうってそう思ってた

こんな…強引にするはずじゃ…

なぁA、俺はヤスとは違うで

俺は、俺だけを見ろって

強引にでも何でも奪って伝えるから

渋「好き…好きやねん、はぁっ…」ｸﾞｯ

A「ぃっ…ぁ……っ」ﾎﾟﾛ

絶対に入ったらあかん領域に土足で踏み込んだような

そんな気持ちやった

俺がなんぼ好きって言うても Aの口からその言葉が出ることはなかった

コトが終わるまで俺はずっとAの両手首を押さえつけてて

泣き疲れて終わった後すぐ寝てもうたAの体には

赤いシルシ締め付けられた跡が沢山残ってた。

渋「……ごめんな」ｽｯ

渋「…ごめん……」ｻﾗ

どんなけ謝っても許してもらえへんやろな

もう明日から口聞いてももらわれへんかもしれん

そう思うと Aから離れられへんくて

自分の部屋にも帰れんかった。

このままずっと一生

Aの髪に触れて頬に触れて

隣でAの顔を見ていたかった。

初めて見た Aの綺麗な体に優しく触れてやれなかった自分を

この先何年かけても俺はきっと許されへん

渋「…」ﾁｭ

渋「……お前には、ヤスがええかもしれんわ」

渋「……ぉん、ヤスやったら」

渋「こんなふうにせえへん……っ」

渋「誰よりも優しく大切にしてくれるよ…」

渋「A……っ」

渋「……っすき、やで……」ｳﾙ

泣くな、泣くな俺

泣きたいのはAの方やろ

泣くな…っ

渋「………っ」ｺﾞｼｺﾞｼ

パンイチの俺は Aが寝てるベッドの横にしゃがんで

枕横にうつ伏せで寝た。

Aとおれる時間無駄にしたくなくて。

渋「…おやすみ、A」