・side ar ページ10
「頼む知念…この通り」
「何度頼まれてもこの申請は通せないって。だいたい僕は総務課であって経理課じゃないし」
「知念経理課長と仲いいじゃん。マジで、一生のお願い！」
「大ちゃんからそのセリフを聞くのもう3回目ぐらいなんだけれど…。とにかく、提出締め切りを過ぎた仮払い申請は受け取れないって。来週まで待てばちゃんと貰えるから」
「それじゃ俺が死んじゃう…」
「なんで？この間給料日だったじゃん」
「えーっと…週末に使い過ぎちゃって。本当に俺の財布今カラなの！ほらっ！今日のランチでほぼ有金ゼロ！！」
「そんなの計画的に使わない大ちゃんが悪いんでしょ。とにかく、週末のお金は立て替えるなり何なりして…」
俺の懇願も虚しく、週末の客先接待は一度立替払いをしなくてはならなくなってしまった。
別に、お金が戻ってくる事はわかっているのだが、一時的にでも懐を痛めることになるのはツラい。
しかも今週末は�睫擇箸離瀬屮襯如璽箸陵縦蠅覆里澄�
一応、営業2課では成績良い方だし、相手の女の子にはちょっと出来る男感を出したいじゃん…
今回は仕方ないかと総務課を後にしようと扉に手をかけようと思った瞬間だった。
ガチャッと向こう側から扉が自動的に開き、こちらに入ってこようとした人と危うくぶつかりそうになった。
「うわっ、すみませんっ！って�睫擇�…」
「有岡君、どうしたのこんな所で？」
「大ちゃんは期限が過ぎた仮払い申請をしに来て僕に追い返された所だよ。で、雄也先輩の用はこっちの小口の受け取りだよね？」
「そうそう。さすが知念。あーこれで俺の財布が潤った！！」
「ちぇっ。いいな�睫擇蓮帖�
「あれ？もしかして有岡君金欠？」
「そうだよ。誰かさんのせいで、先週ちょっと使い過ぎちゃったし…それにこれからもあるのに…」
�睫擇楼�くない。悪くないのは俺が一番わかっている。
こんな所で拗ねても仕方ないが、俺とは真逆な�睫擇鮓�て、俺は思わず悪態をつかずにはいられなかった。
「あっ、ならさっ、ちょっとしたバイトしない？」
「バイト？」
「2人とも、ここ総務人事のフロアだからね。副業禁止のウチの会社で、しかもこんな所で堂々とそんな話しないでよ…。僕にも立場ってモノがあるんだから」
「あぁ、知念わりぃ。ま、バイトと言っても有岡君にやってもらうのは営業課内の話だから就業規則違反にはならないよ」
「もう、それならさっさと営業課の打ち合わせスペースなりに行ってやってよね」
続く
お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 69人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒猫ボス(プロフ) - atsuさん» atsuさんお久しぶりです！また遊びに来ていただけて嬉しい限りです！(^-^)現実世界のゆといの達に負けないくらい？イチャイチャして貰う予定です！！(多分)これからも宜しくお願いします！！ (2022年7月5日 8時) (
レス) id: 05a1a0a6c9 (このIDを非表示/違反報告)
atsu(プロフ) - 黒猫ボスさん、お久しぶりです！更新ずっとお待ちしてました〜（涙）。伊野尾くんハピバインライやTHE MUSIC DAY でのゆといので心潤う日々ですが、この作品でのゆといのの進展具合もめちゃめちゃ気になりますので、これからも更新楽しみにしてますね♪ (2022年7月4日 18時) (レス) @page2 id: fbba3a2317 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒猫ボス | 作成日時：2022年7月4日 15時
