そんな僕らの日常生活10 (ページ22)

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Initiation love 72 ページ22

知「うわっ、雄也って結局大ちゃんのカラダ目当てなんだ！僕、ドン引きだよ！」

髙「ちげぇよ！俺は大貴がマルッと全部好きなの！」

裕「髙木君の気持ちはよーくわかったから。で、慧が言うように俺らのそっくりさんはどこいったんだろうね？」

大「だから俺、その事を話そうとしたのに、みんな聞いてくれないし…」

山「はいはいっ。ちゃんと話聞くから、大ちゃん拗ねないの」

大「アイツらは美咲さんと一緒に一足先にこの船を離れたみたい。検査結果が出たら知らせるからって置き手紙にそんな事が書いてあったよ」

薮「ふーん。まっ、当然ちゃ当然か。向こうは一刻も早く大ちゃんの遺伝子情報の分析もしたいだろうしな」

光「そっか…もう会えないのか」

知「僕、ドクターともう少しだけお話ししたかったな…」

伊「まぁ、あんなヤツらいない方が平和だって！あっ、でも連絡先ぐらい聞いときゃよかったか」

裕「無理じゃない？秘密組織とか言ってたから、アジトの場所なんて教えてくれないって！」

圭「あっ、あのさ…俺の所にもシノビから置き手紙があって…書いてあったよ！アジトの住所」

全員「えっ？」

全員、圭人の方を向いて、その手に持っていた便箋へと視線を移した。

そこには、やたらと長い文章と共に確かに住所と連絡先らしき物が書いてあった。

薮「おいおいっ、マジかよ…これ本当に信じていいのか？」

山「まぁでもアイツらの所に尋ねて行く用事なんて早々ないでしょ」

裕「用があるとしたら…大ちゃんぐらい？」

大「えっ？俺？やだよもう実験台にされるのは！今日だってアイツらのせいで色々大変な目に…」

伊「何？何？それは元の姿に戻るためにたかぎにイロイロされちゃったってこと？」

大「はっ、ちげーし！そっちじゃなくて…」

髙「朝方の大貴は可愛かったなぁ～まさか自分から上に乗ってくるなんて…」

大「わーっ！わーっ！わっー！！髙木やめろっ！皆がいる前で言うなー！！///」

光「はいはいっ、その辺にしときなよバカップルさん達。で、圭人、手紙の内容は？」

知「僕も知りたい！！圭人読んで！」

圭「わっわかったよ…えーっと…」

それから圭人がシノビからの手紙を音読しだした。

圭「えーっと…Dear 圭人…突然の手紙をお許しください______」