そんな僕らの日常生活10 (ページ15)

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Initiation love 65 ページ15

side裕翔

こうしていつのまにか持ち込まれた機材で大ちゃんの健康診断が始まった。

採血の時には嫌がって暴れまくっていたけど、とりあえずなんとか…終わったみたい。

ちなみに、慧のそっくりさんの膝枕で寝ていたファルコンJr.もこっそり採血されてたり…
こんなにも似通った二人が遺伝子レベルでどう違うのか検証するらしい。

検査結果はちゃんと知らせてくれるっていうし…まぁ悪い話じゃないでしょ。

伊「さーて終わった終わった。薮俺達も部屋に戻ろうよ。あっ、そういや俺達ってどこで寝ればいいの？薮の部屋？」

薮「そうだな…あの部屋寝室いくつあったっけ？」

大「3つあったよ。ダブル2つと、ツインが1つ。あっ、俺は髙木の部屋に行くし、知念の部屋もあるんでしょ？なら丁度いいんじゃない？」

裕「じゃ、慧と一緒にダブルでいいか！」

伊「えーせっかくならツイン使おうよ…」

裕「やだ！慧不足だもん。補給しないと死んじゃう…」

伊「なっ、ゆーと補給ならさっき…

あーもぅこんな所で捨てられた大型犬みたいな目をして抱きつくな！！」

ドク「バレのソックリさんは甘え上手な感じだね。バレも見習えば？」

バレ「………」

俺の行動に触発されたのか、バレットがコマンダーを見つめ両手をバッと広げた。

ここに飛び込んできてとの事だろう…

コマ「馬鹿じゃなの？！俺がそんな事するわけないでしょ。部屋に戻る！」

そう捨て台詞を残すと、プリプリとしながらコマンダーは部屋を出て行ってしまい、残されたバレットは物凄く凹んだ感じでドクターによしよしと慰められていた。

ははっ、山のソックリさんはうちでいう光君並のツンデレなんだろうな…

スコ「そんじゃ、とりあえず約束の15時に社長の所に全員集合ね。時間厳守でよろしく！
あっ、ちなみにこの部屋は俺とソニ用だから皆さっさとでていって…」
ソニ「ラピ、ギーク頼む。一生のお願い！この部屋にいて！ほらっ、ファルもまだ寝てるし…」

ギ「ラピどーする？」

ラピ「うーん…お邪魔虫にはなりたくないしなぁ」

スコ「俺は別に誰がいようと構わないけど。ソニ、今日は皆に見られながらしたいの？」

ソニ「ふざけんなっ。あーもう薮、お前思考も似てるだろ？コイツを黙らせる方法なんかないの？」

薮「…こんな事言うのもなんだけど、そもそも俺に話を振った時点で間違いだと思う。
ほら、スコープの奴、めっちゃ面白く無さそうな顔してるし…

多分これでお仕置き内容追加されたんじゃない？」