Initiation love 32 ページ32
side伊野尾
トントンッ
伊「光、戻ったよ〜」
俺達が部屋に戻るとそこには椅子に腰掛けながら優雅にコーヒーを飲んでる薮がいた。
裕「薮君、もう戻ってたんだ!」
薮「あぁ…」
伊「余裕でコーヒー飲んでるって事は、おじいさんの説得上手くいった?」
薮「否…失敗した…すまん」
伊「そっか…」
薮が謝るなんてあまりないから、俺はその言葉に今回の件がどれだけ難しい問題なのか、改めて現実を突きつけられた気分になっていた。
裕「慧、仕方ないよ。やま達が戻ってきたらとりあえず作戦立てよう」
伊「そうだね…。あっ光、喉乾いたから俺にもなんかちょうだい!」
光「コーヒーでいい?」
伊「えー、光、俺コーヒー飲めないって!」
光「そうだった!じゃあ紅茶?」
伊「他には何があるの?」
光「その他は緑茶かハーブティーだけど?」
伊「んじゃ、いつも通りハーブティーで!」
光「はいはい、わかりましたよ。裕翔は?」
裕「……俺はコーヒーでいいや」
光「わかった」
そんなやり取りをしていると、集合時間ギリギリに山田と圭人が帰ってきた。
圭「只今戻りました!」
山「知念は部屋に居なかったわ…」
薮「ヤッパリな…。すまん、じいさんの説得は失敗した」
圭「そっか、薮ちゃんでも無理なのか…」
山「となると、舞踏会に乗り込んで直接知念を取り戻した上で話すしかないか…」
裕「会場の様子は撮ってきたよ。
おそらく前方にダンスステージがあって…」
今後の打ち合わせをしている所で光がミニキッチンから俺達の飲み物を持って来てくれた。
伊「光、サンキュー!」
光「圭人、山田おかえり!二人とも何か飲む?」
山「あぁ、俺自分で淹れるよ」
光「山田は打ち合わせに集中しててよ!
今の俺はコレぐらいしか皆の役にたてないし…」
山「わかった。圭人もコーヒー?」
圭「うん。お願いします」
光「OK!」
そして再び光がミニキッチンの方に向かったのを見計らい、何故か薮が小声で俺達に話かけてきたのだった。
薮「お前ら、何か変わった事は無かった?」
山「変わったこと?あっそうだ!圭人が帰り際、変な視線を感じたって…」
裕「やま達も?!実は俺らも何か監視されてるみたいで…ほらっ」
裕翔がさっき撮った人影が写りこんだ写真データを見せていた所で部屋のドアが勢いよく開いた。
ドンっ!
「ごめん、皆遅くなって!」
伊「えっ?!ちょっとどういうこと?
何で大ちゃんがまた女の子になってるの???」
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黒猫ボス(プロフ) - atsuさん» 前回に引き続きコメントありがとうございます!!趣味丸出しなお話なので、読んで頂けるだけでも嬉しいのに、お褒の言葉まで…こちらこそありがとうございます!(≧∇≦)もう少しで移行しますので、準備が出来次第またお知らせいたします! (2017年9月27日 22時) (レス) id: 83d62a5f08 (このIDを非表示/違反報告)
atsu(プロフ) - 更新お疲れさまです!頭脳明晰かつ理路整然な薮君にはただ唸るばかりです。そして、この作品の生みの親である黒猫ボスさんにはいくら賞賛の言葉を贈っても足りません!今後の展開が楽しみでなりません! (2017年9月27日 16時) (レス) id: 12648f5822 (このIDを非表示/違反報告)
atsu(プロフ) - 更新お疲れさまです!久々のゆといのターンにテンションアップルしております♪笑 まだまだ謎だらけでもどかしくなりますが、やまちねの幸せな未来を願いつつ悶々としながら次回の更新をお待ちしております(*´∀`) (2017年9月21日 15時) (レス) id: 12648f5822 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫ボス(プロフ) - atsuさん» お返事が遅れてすみません。思ってたよりも長いお話になっておりますが、あと少しだけハラハラした展開をお楽しみください!^_^ (2017年9月15日 22時) (レス) id: 83d62a5f08 (このIDを非表示/違反報告)
atsu(プロフ) - 敵と味方が入り乱れているような展開にドキドキハラハラしっぱなしです…。次回の更新も楽しみにお待ちしております!(*´∀`) (2017年9月10日 16時) (レス) id: 12648f5822 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒猫ボス | 作成日時:2017年2月16日 22時