Initiation love 2 ページ2
side山田
「圭人、11月30日の土曜日はあいてるよね?」
「もちろん!ちぃちゃんの20歳の誕生日だもん。今年はどうするの?」
「最初はフレンチとかイタリアンのお店予約しようかと思ったんだけど…
やっぱりウチでやろうかなって。その分、プレゼントを奮発しようと思ってて…
ペアリングとかって、知念嫌がるかな?」
「それ、絶対ちぃちゃん喜ぶよ!!前にいのちゃんが裕翔に貰った指輪、羨ましそうに見てたもん!」
「マジで?!知らなかった…」
「ちぃちゃんは自分が思っている事はズバッと言う方だけど、こう言うことに関しては相手に察して欲しいと思ってるのか、あんまり口にしないよね…」
「俺さ…この間の旅行で思ったんだ。俺は今まで、知念の事を好きってだけで何でも知ってる気になってたって。でも俺が知ってるのってほんの一部分だけなんだよね。
知念と薮ちゃんが幼馴染だったとか初めて知ったし…」
「えっ!何それ!?俺も初耳。それでちぃちゃんは薮ちゃんにあんなに懐いてたんだ…」
「…実をいうとね、少しだけ不安なんだ。俺の知らない知念の一面がまだあるんじゃないかって。
それに…
なんだか最近の知念、様子がおかしい気がして…」
「確かに。ここの所のちぃちゃん、チョット元気ないよね。
山ちゃんも知らないって事は家のこととかなぁ?家族の誰かが病気だったり…」
「…俺じゃ何も出来ないかもだけど、悩み事があるなら相談してくれればいいのに…」
圭人とそんな話をしていたのが11月の頭の頃。
そして、思いもよらない事件が知念の誕生日前日に起こったのだった。
山「知念、明日は何時に家にくる?」
圭「山ちゃん今日の夜からご馳走作るために仕込みするんだって!楽しみだね♪」
知「あっ、あのね…二人共…実は……」
金曜の講義も終わり、明日の予定を確認しながら構内を出ようとしたその時だった。
知念の言葉が詰まるのと同じタイミングで、黒塗りの高級車が校門前に横付けされた。
滅多に見る事のないその車に俺たち3人の視線は釘付けになる。
そして、執事らしき人が出てきて、車の扉を開けると同時に、清楚なワンピースを着た女の子が姿を現した。
?「侑李様、お会いしたかったです!明日の事が待ち切れなくて迎えに来てしまいました!!」
知念よりも小柄な女の子が現れたかと思うと、いきなり知念の手を握りながらそんな言葉を口にした。
侑…李……様???
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黒猫ボス(プロフ) - atsuさん» 前回に引き続きコメントありがとうございます!!趣味丸出しなお話なので、読んで頂けるだけでも嬉しいのに、お褒の言葉まで…こちらこそありがとうございます!(≧∇≦)もう少しで移行しますので、準備が出来次第またお知らせいたします! (2017年9月27日 22時) (レス) id: 83d62a5f08 (このIDを非表示/違反報告)
atsu(プロフ) - 更新お疲れさまです!頭脳明晰かつ理路整然な薮君にはただ唸るばかりです。そして、この作品の生みの親である黒猫ボスさんにはいくら賞賛の言葉を贈っても足りません!今後の展開が楽しみでなりません! (2017年9月27日 16時) (レス) id: 12648f5822 (このIDを非表示/違反報告)
atsu(プロフ) - 更新お疲れさまです!久々のゆといのターンにテンションアップルしております♪笑 まだまだ謎だらけでもどかしくなりますが、やまちねの幸せな未来を願いつつ悶々としながら次回の更新をお待ちしております(*´∀`) (2017年9月21日 15時) (レス) id: 12648f5822 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫ボス(プロフ) - atsuさん» お返事が遅れてすみません。思ってたよりも長いお話になっておりますが、あと少しだけハラハラした展開をお楽しみください!^_^ (2017年9月15日 22時) (レス) id: 83d62a5f08 (このIDを非表示/違反報告)
atsu(プロフ) - 敵と味方が入り乱れているような展開にドキドキハラハラしっぱなしです…。次回の更新も楽しみにお待ちしております!(*´∀`) (2017年9月10日 16時) (レス) id: 12648f5822 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒猫ボス | 作成日時:2017年2月16日 22時