屋敷の住人＿�� ページ7
口論していたムマと青年は、いつの間にか彼等の背後で腕を組んで佇んでいたマーフィーの怒気を感じ取ってか、静かになっていた。マーフィーは青年の方に顔(甲)を向けて話す。
「シェリ、自己紹介は？」
どうやらシェリが彼の愛称らしい。
Aが青年を見詰めていると、彼は面倒だとでもいう様に溜め息を吐いた。
「
ブラッドって呼ばれるのは嫌いだからシェリダンかシェリって読んで」
「分かりました。えっと、シェリさんで宜しいでしょうか…。
蛇人間のAと申します。宜しくお願い致します」
ぺこりと頭を下げてAは、はたと気付く。
之は外国の挨拶としては珍しいのではないのかと。
「姐さんってさ、Japaneseなの？
着てるものとかYo!Tubeで前に見た侍の人みたいだし…」
Aは、困惑しながらも応えた。Yo!tubeなんて聞いた事が無いからだ。
「え…と、生まれは違いますが、育ちはそうですね」
「じゃあさ、あの話も本当なのか？死者が出る食べ物を年末年始に食べるって話」
迷いながら応えたAに、ブラッドが珍しく質問する。
「………あ！お餅のことですか！
そうですね、喉に詰まらせれば老若男女問わず死ぬ事も有りますが、確りと噛めば別に支障は無いですよ」
「一寸、食べてみたいかも」
少し考えた後、合点がいったAはその食べ物の名前を挙げた。
好奇心を擽られたムマのその一言に、ブラッド以外のモノが頷いた。
「頭おかしいんじゃねぇの？絶対に食べないから」
ブラッドは、顔を真っ青にして首を横に振っている。
そんな彼をムマは揶揄い始め、又 口論が始まる。
そんな彼等を他所にユリアは、ふと、疑問に思った。
「あれ、そう言えば…あのクソ野郎はどこ行ったの？」
クソ野郎とは言わずもがなAを呼び出した、あの男の事だろう。
「嗚呼、あの殿方には暫く眠って貰ってますよ。
まあ、後一年は確実に寝てますから大丈夫ですよ」
ニッコリと笑って言ったAの言葉に、辺りはｽﾝｯと黙り込む。
4人は円陣を組んでヒソヒソと話し出す。
「え、姐さんって怒らせちゃ駄目な人なの？」ﾋｿﾋｿ
「何時も笑ってる人ほど怒った時怖いって聞いた事あるよー」ﾋｿﾋｿ
「え、怖。有り難いけど一年って……永眠の間違えじゃねぇの？」ﾋｿﾋｿ
「否、永眠だろうな。良くて植物状態だろう」ﾋｿﾋｿ
真実はAしか知らない。
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無自覚サイコパス(プロフ) - 紅蘭さん» コメント有難う御座います。速度が余り変わっていませんが、頑張っていきたいと思います。これからも、この作品を宜しく御願い致します。m(*_ _)m (2018年2月4日 13時) (
レス) id: d954a9a9d2 (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭(プロフ) - 更新楽しみに待ってます(*≧∀≦*) (2018年2月4日 1時) (レス) id: c067e04ee5 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 面白いです！更新楽しみに待ってます！ (2018年1月18日 18時) (レス) id: 04cf0d7a4d (このIDを非表示/違反報告)
無自覚サイコパス(プロフ) - 黒猫さん» コメント有難う御座います。頑張って更新速度を上げようと思います。これからも、この作品を宜しく御願い致します。<(_ _)> (2018年1月14日 19時) (レス) id: d954a9a9d2 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 更新楽しみに待ってます(*^_^*) (2018年1月14日 15時) (レス) id: 04cf0d7a4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無自覚サイコパス | 作成日時：2017年10月29日 23時
