屋敷内をbefore、after ページ15
屋敷に帰って来た三人を留守番していた二人と一頭が出迎えた。
Aが買って来た物の中には、頼まれていた物も入っていたのだ。
「それでは、第一回。
屋敷内を大改○before、after〜!!」
掃除道具を頼んだユリア･クルグロフが、高いテンションで辺りをピョンピョンと飛び跳ね乍、言う。
「……姐さんが来てから、Japanテレビの影響を受けまくってるよね」
そんなユリアを見て、モップとバケツを持ったブラッドは、呆れた様に溜め息を吐いた。
「私は、流しそうめんがしたいです。
川とか海、その他の水等には極力、近付きたくないので…小規模なら何とも無いですし」
ニコニコ…しているかどうかは分から無いが、嬉しそうな声で言うマーフィーも、手には掃除用具が存在した。
「では、ユリアさんの御要望通り、最初はこの屋敷の掃除をしましょう！
部屋は後から私が、皆様の好みに合わせた部屋にbefore、afterさせます!!」
オオー!!と歓声が上がり、掃除に気合いが入る一同。
マーフィーの愛馬、ヴィンは屋敷の外で待機して貰う事になったが、人目に付く為に隠れられる場所で寝ていて貰う事となった。
「ね、姐さん。
私がちゃんと掃除したら…、姐さんと同じ様な部屋にして欲しいんだけど………」
モジモジと恥ずかしそうに顔を赤らめて言ったムマに、首を傾げ乍、Aは応えた。
「御褒美が欲しいという事ですか…？
同じにする事でムマさんの求める褒美になるとは思いませんが…日本式になると思います。それでも宜しいでしょうか」
それを聞いたムマは首が取れそうなほど、縦に首を振った。
「……いっその事、忍者屋敷にでもします？」
「え、姐さんそんな事出来んの？」
ブラッドは目を真ん丸にして問う。そして、周りが期待の目で染まっている事にAは気付いた。
「えぇ、まあ出来ますよ。…しますか？」
「「お願いします!!」」
その場にいた人外が素早く頭を下げる光景は異様だったのだろう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 23人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
無自覚サイコパス(プロフ) - 紅蘭さん» コメント有難う御座います。速度が余り変わっていませんが、頑張っていきたいと思います。これからも、この作品を宜しく御願い致します。m(*_ _)m (2018年2月4日 13時) (
レス) id: d954a9a9d2 (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭(プロフ) - 更新楽しみに待ってます(*≧∀≦*) (2018年2月4日 1時) (レス) id: c067e04ee5 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 面白いです！更新楽しみに待ってます！ (2018年1月18日 18時) (レス) id: 04cf0d7a4d (このIDを非表示/違反報告)
無自覚サイコパス(プロフ) - 黒猫さん» コメント有難う御座います。頑張って更新速度を上げようと思います。これからも、この作品を宜しく御願い致します。<(_ _)> (2018年1月14日 19時) (レス) id: d954a9a9d2 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 更新楽しみに待ってます(*^_^*) (2018年1月14日 15時) (レス) id: 04cf0d7a4d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：無自覚サイコパス | 作成日時：2017年10月29日 23時
