開催文化祭！かっちゃんと私編＿�� ページ29
爆「んだアイツ...」
切島が去った空き教室では、Aの小さな寝息だけが、鳴っていた。
爆豪の視線は、自然とAに移る。
となると、やはり、富士沢に言われたことを思い出してしまう。
《お前も、Aさんが好きなんだろ？》
ただ、そういうことを言われたのは富士沢が初めてではなかった。
《爆豪くんが爽ちゃんのこと好きなんと同じで……》
数ヶ月前、麗日にも似たことを言われたことを思い出した。
自覚のない爆豪は、なんで俺がコイツなんか……そう思っていた。
爆(どいつもこいつもめんどくせぇ.....)
でも、富士沢や麗日の言っていたことに、思い当たる点がいくつも出てきて、爆豪は脳内で、ソレと葛藤した。
まず、入学当初から、今日まで、爆豪はAのことを何度も呼び出して、話を聞いていた。
爆(それは、アイツが訳わかんねェことだらけだからだ。全部知りてぇとか、そんなキメェんじゃねェ...！)
そして、神野の悪夢の後、泣けなかったAに、話をしに行った。そして肩に抱き寄せていた。
爆(あれは、わざとヘラヘラしてやがるのがムカついたから、化けの皮剥がしてやっただけだ！)
じゃあさっき、"俺のAに手ェ出すな"って言ったのは...
爆(それは……アイツに触発されただけだ。コイツは別に...俺んじゃねェ...)
そう自分の気持ちに、否定すればするほど、心臓の辺りがキュッと握られたような感覚になった。
爆(なんなんだよコレは.....クソが！！)
爆豪はこのイライラを晴らすように、寝ているAの頬をギュッとつねった。
爆「...てめェが一番めんどくせぇわ」
こっちがこんなにイライラしているというのに、Aは変わらずグースカ寝ている。
爆(ムカつくな...)
でも何故か、胸の中の嫌な気持ちがゆっくり溶けていくような感覚になった。
いつの間にか、つねっていた頬の手は添えるだけに、
顔はAに近づいていった。
爆「！」
ハッとした爆豪は動きを止めた。
危うく、顔が重なるところだった。
爆(何しとんだ俺は...！)
爆豪は慌てて、Aから離れようとしたが、それを止めるように、背中に腕が回ってきた。
爆「.....は」
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野咲春風(プロフ) - いちきちゃんさん» 遅すぎる返信失礼致します。。とても嬉しいコメントありがとうございます！そして、ありがとうございます！泣 (7月6日 20時) (
レス) id: 2ac748f10c (このIDを非表示/違反報告)
野咲春風(プロフ) - 霖さん» 遅すぎる返信失礼致します。。まさかオリキャラを好きと言っていただけるとは思っていませんでした！笑 嬉しい限りです、ありがとうございます！ (7月6日 20時) (レス) id: 2ac748f10c (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん(プロフ) - この作品大好きです!更新待ってます! (6月10日 7時) (レス) id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
霖(プロフ) - 初コメ…なのかはわかりませんか゛ 富士沢くんとても好みです← 物語は少し前に途中まで読んではいたんですが…半分くらい内容忘れてたのでまた楽しんでました✌︎ (2023年4月20日 1時) (レス) @page44 id: 58302c5e9b (このIDを非表示/違反報告)
野咲春風(プロフ) - はないかださん» はないかださん、初コメありがとうございます！凄く嬉しいです！！もっともっとかっこいいかっちゃんを書けるように頑張ります！ (2023年2月11日 18時) (レス) id: 2ac748f10c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野咲 春風 | 作成日時：2023年1月22日 1時
