開催文化祭！富士沢くんと私編＿�� ページ20
富｢ま、要するに、今日二人きりになりたかったのは、"Aさんの記憶を全て見せてほしい"｣
『それさっきから言ってるけどなんで！！』
富｢好きな人のことは全部知りたくなっちゃうんだよね、僕。｣
富士沢くんは、余裕そうな表情で、ジリジリと距離を詰めてくる。
これは、マズい。トビラの方に進路を変えなきゃ...
そう思っていると、富士沢くんは、思い出したかのように話しはじめた。
富｢あ、あと、"Aさんの中の爆豪勝己の記憶を全て消したい"。この二点だね。｣
『……は？』
今、なんつった...？
富｢アイツは僕たちの邪魔ばかりしてくる。それに、横柄かつ野蛮で、見てるこっちがイライラするんだよ。Aさんと、あんな奴が幼なじみなんて、許せないよ。僕は。｣
『さっきから何言ってるの...？かっちゃんの記憶を消す...？訳わかんないこと言わないで！絶対やだから！
というか、記憶を消すなんて、そんなこと...』
富｢できるよ｣
ドクッ
富士沢くんの真っ黒で真っ直ぐな目に喉が冷えた。
富｢さっき、"夢を見せれる"ってことが、大方間違ってないって言ったでしょ？ 僕ね、対象の記憶を"書き換える"こともできるんだ。｣
『...書き換え？』
富｢そう、全く違う記憶にすることは、まだできないんだけど、大元の記憶によりそってかえることはできる。
つまり、Aさんの記憶の爆豪勝己を、Aさんの記憶の中の違う人物に置き換える。
そうすることで、アイツの存在を無かったことにできるってこと。
ちなみに、僕自身は人の"夢"に干渉できないから、爆豪勝己の代わりに、Aさんの幼なじみになるっていうのはできないんだけどねぇ、残念。｣
『そんなの、夢でもなんでもないよ！絶対やだよ！』
得意げに語る富士沢くんに、私はつい声を荒らげてしまった。
かっちゃんが、私の中からいなくなるなんて、絶対に嫌だ...！
富｢落ち着いて、Aさん。夢を見せるっていうのは、例えば、Aさんの辛い過去を、別の人物の過去ってことにもできるし、誰かの楽しい思い出をAさんの思い出にすることもできる。
自分の都合のいいように記憶を書き換えられる。夢を見せるっていうのはそういうことだよ。｣
『私は、自分の人生を人に押し付けたくないし、人の人生を貰うのも嫌だよ！』
私の発言に、富士沢くんは少し俯いた。
富｢それでも、救われた人はいたよ。｣
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野咲春風(プロフ) - いちきちゃんさん» 遅すぎる返信失礼致します。。とても嬉しいコメントありがとうございます！そして、ありがとうございます！泣 (7月6日 20時) (
レス) id: 2ac748f10c (このIDを非表示/違反報告)
野咲春風(プロフ) - 霖さん» 遅すぎる返信失礼致します。。まさかオリキャラを好きと言っていただけるとは思っていませんでした！笑 嬉しい限りです、ありがとうございます！ (7月6日 20時) (レス) id: 2ac748f10c (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん(プロフ) - この作品大好きです!更新待ってます! (6月10日 7時) (レス) id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
霖(プロフ) - 初コメ…なのかはわかりませんか゛ 富士沢くんとても好みです← 物語は少し前に途中まで読んではいたんですが…半分くらい内容忘れてたのでまた楽しんでました✌︎ (2023年4月20日 1時) (レス) @page44 id: 58302c5e9b (このIDを非表示/違反報告)
野咲春風(プロフ) - はないかださん» はないかださん、初コメありがとうございます！凄く嬉しいです！！もっともっとかっこいいかっちゃんを書けるように頑張ります！ (2023年2月11日 18時) (レス) id: 2ac748f10c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野咲 春風 | 作成日時：2023年1月22日 1時
