開催文化祭！Aバンド編＿�� ページ15
本番まで、残り数分。
私たちは体育館の袖に集まっていた。
私は、チラッと客席の方を見ると、想像してたより、たくさんの人が集まっていた。
ひいいい。
砂｢結構人集まってんなー｣
尾｢A、あんまり見ると緊張がぶり返すんじゃないか？｣
その声に振り返ると、ダンス衣装がお似合いの二人も袖から客席を見ていた。
『そうね…人食べよ。』
尾白くんの言う通り、緊張してきた私は、人という字を三回書いて飲み込んだ。
砂｢言い方こわすぎんだろ……｣
尾｢Aって意外とそういう所あるよな……｣
ほんの冗談のつもりだったけど、割と引かれてしまった。そういうとこてどゆとこ？
飯｢みんな、あと二分で開演だ！それぞれ配置につこう！｣
飯田くんの呼び掛けに、私たちはまだ、幕の閉じてるステージに上がった。
あと二分後、この幕が開いたら本番……！
耳｢ハタノン｣
振り返ると、ベースを下げた耳郎ちゃんが、こちらを見ていた。
耳｢おもいっきり、やってやろーね！｣
そう言って耳郎ちゃんは、サッと手を私の前に伸ばした。
私は頷いて、手を重ねた。
それを見たクラスのみんなが、察して、どんどん手を重ねていった。
一人を除いて。
私はその一人を手招きした。
爆｢ンなクソ意味のねぇ事誰がするかよ。オメーらだけで勝手にやってろ。｣
なんだ！こんな時まで！
かっちゃんの態度に私はムッとして睨んでやった。
すると、かっちゃんは、盛大な舌打ちをして、｢クソが！｣といいながら、ドラムの席を立ち上がった。
そして、1番上から押すように手をズシッと重ねた。
え…… 来ると思わなかった……
まじか。
『ふふ、やった』
かっちゃんのまさかの行動に私は笑顔と心の声が漏れてしまった。
爆｢ケッ｣
上(え？なに？この二人デキてんの？)
なんか上鳴くんからとんでもない勘違いされてる！！？
『じ、じろちゃん！お願い！』
耳｢え…うん…！ ｣
私は照れを隠すように、掛け声を耳郎ちゃんに任せた。
耳｢みんな、今日は、私たちの集大成を、ここに来てくれてるみんなに見せてやろう！
そんで、誰にも文句言われないくらい、最高のステージ作ってやろう！
Aバンド！ファイ！｣
｢｢｢オーー！！！｣｣｣
その声と同時に、ブーーという音がなり、幕が開き、私たちは慌てて立ち位置に戻った。
私たちのステージが、始まる！
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野咲春風(プロフ) - いちきちゃんさん» 遅すぎる返信失礼致します。。とても嬉しいコメントありがとうございます！そして、ありがとうございます！泣 (7月6日 20時) (
レス) id: 2ac748f10c (このIDを非表示/違反報告)
野咲春風(プロフ) - 霖さん» 遅すぎる返信失礼致します。。まさかオリキャラを好きと言っていただけるとは思っていませんでした！笑 嬉しい限りです、ありがとうございます！ (7月6日 20時) (レス) id: 2ac748f10c (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん(プロフ) - この作品大好きです!更新待ってます! (6月10日 7時) (レス) id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
霖(プロフ) - 初コメ…なのかはわかりませんか゛ 富士沢くんとても好みです← 物語は少し前に途中まで読んではいたんですが…半分くらい内容忘れてたのでまた楽しんでました✌︎ (2023年4月20日 1時) (レス) @page44 id: 58302c5e9b (このIDを非表示/違反報告)
野咲春風(プロフ) - はないかださん» はないかださん、初コメありがとうございます！凄く嬉しいです！！もっともっとかっこいいかっちゃんを書けるように頑張ります！ (2023年2月11日 18時) (レス) id: 2ac748f10c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野咲 春風 | 作成日時：2023年1月22日 1時
