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翌日、リビングに入ると、物が散乱していて、みんなでご飯を食べていたテーブルには、片方だけ埋まった離婚届が置かれていた。
数日後、母はそれのもう片方を記入して、離婚が成立し、私の名前は、AAになった。
前世では、どんな苗字だったっけ？覚えてないや…と思いながら、モンちゃんを抱きしめる。
母は、離婚してから、寂しさを埋めるように、ほぼ毎日、家に男性を呼ぶようになった。
その間、私は空き部屋から出ることは許されず、半日はここで過ごしている。
…私は今、悲しいのか、苦しいのか、寂しいのか、嬉しいのか、楽しいのか、分からなかった。
ただ、前世の家族は、とても暖かく、優しい人達だったから、そのギャップが凄くて……やっぱり、悲しいのかもしれない。
それでも、今の母が酷いだけの人じゃないことも分かってるし、私のことは捨てないで、こうして家に置いてくれてる。
今は新たな恋に向かってるだけだ。前向きで…とてもいい事だ。そう、自分に言い聞かせた。
それなのに、私の目からは涙が溢れていた。
『お腹…すいたなぁ』
いっそ、窓から逃げ出してみようか。
私の家は父が建てた二階建ての一戸建て。
私がいるのは二階の空き部屋。
窓の外には、私が乗ってもビクともしなそうな、立派な木の枝が見える。
これをつたって下に降りれば……
私はモンちゃんを抱えたまま、意を決して、窓を開けた
｢え？……どうしたの？｣
『うわあ！！』
ドテッと尻もちをついてしまった。
だって、窓の外に
『ホ、ホークス…？』
｢ん？なんち言った？｣
『あ、いや…て普通に部屋に！』
｢ダメ？靴は脱いだけど。｣
展開が早すぎて頭が追いつかない。
まず何で、私の家の木に、当たり前のようにホークスがいたのか。
そして今、なぜ当たり前のように私の目の前に、あぐらをかいて座っているのか。
｢俺さ、家にいたくなくて、たまに、バレんようにこの羽根使ってさ、家飛び出して、この木で休んどるんよ。景色キレイやけさ。｣
私が知りたいことを察したのか、ホークスはそう語り出した。
｢君、何ヶ月か前に、街で会ったの覚えとる？エンデヴァーのぬいぐるみ拾ってくれたやろ？｣
その問いかけに私は頭を縦に振った。
すると、ホークスは微笑んで、話を続けた。
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野咲 春風(プロフ) - ささみさん» コメントから長く日にちが経ってしまって返信するのも申し訳ないのですが、凄く嬉しいです(TT)ありがとうございます！ (2022年4月6日 13時) (
レス) id: 2ac748f10c (このIDを非表示/違反報告)
ささみ - 簡単なコメントでごめんなさいですけど好きです！！頑張ってください！ (2021年9月19日 20時) (レス) id: 76759c51ff (このIDを非表示/違反報告)
野咲 春風(プロフ) - あまねさん» おコメントありがとうございます！うおおお…嬉しいです！嬉しすぎます！！ありがとうございます<(_ _)>もっと楽しんで頂けるよう更新頑張ります！ (2021年9月11日 9時) (レス) id: 2ac748f10c (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 1話1話の内容が読み応え(濃くて)があって、読んでいると時間を忘れる作品でした！更新頑張ってください（ｹﾗｯ (2021年9月11日 8時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
野咲 春風(プロフ) - かりめさん» おコメントありがとうございます！はめフラ凄い面白いですよね！早くはめフラのようなハーレムをおこせるように頑張ります！ うわあああ恐れ多いお言葉…！ありがとうございます！励みになります！！(TT) (2021年9月7日 18時) (レス) id: 2ac748f10c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野咲 春風 | 作成日時：2021年8月26日 2時
