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14話 ページ16
カラオケボックスへと着けばそこそこに広い部屋
異性とカラオケなんて父以来だから
緊張する…
まふまふ｢何飲みます？｣
｢…オレンジジュースで｣
子供みたいと思えるかもしれないけど、炭酸は喉が痛いし歌えなくなるからオレンジジュースが好きなんだ
まずは、まふまふ君が歌ってくれた
曲は夢のまた夢を歌ってくれたんだけど…すごい綺麗
まふまふ｢えっと…歌いますか？｣
｢は…はい…｣
歌うと言ってもさ…なにを歌えばいいんだろうか…
あ…そうだ、罰ゲームを歌おう…
私らしくて好きな曲
｢最上階で見下ろしている…｣
歌い終わればスッキリした、抱えてたモヤモヤも消えて
なんだって出来る気さえする。
まぁ、気がするだけだけど
この歌はやっぱり好きすぎるなんだろうね
心をさらけ出せて私はここだよー！って叫んでる感じ
そんな歌を作る、まふまふ君がカッコよくて
気がついたら目で追っている…
この感情が何なのか分からないけど…きっといつか
分かったらいいなぁ…分からなくても
この人の隣にいたい…なんて
｢ワガママすぎるよね…｣
まふまふ｢何がですか？｣
｢なんでもないですよ！｣
誰にも言えないこの関係、友達なのに
堂々と出来ない友達。
もどかしいけど、嫌いじゃない
親しくなってモヤモヤが増えるのなら
親しくなんてなりたくない。
｢…でも、楽しいな｣
日常的に笑う事なんてそうそうないのに
この人とだと笑ってしまう。
おかしい、こんなに楽しいなんて
｢気が狂いそう…｣
狂ってしまえたら、楽なんだろうなぁ…
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作者名：ゆるたぬ | 作成日時：2019年2月13日 2時
