Master Doll 【BTS】完 (ページ9)

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『私は機械ではありません。
中身も体も全て陶器で出来た人形です』

YG「じゃなんで動けんだ？」

『私を作った張本人...、名前は伏せさせて頂きます。仮に「主人」と呼びましょう。

物には出来上がった時から魂が宿っております。
ただその魂が私のように動ける様になるには、長い月日と強い人の思いにより、魂が物全体を動かせる力に変わります』

YG「非現実的だな」

『はい。

主人は私を作った理由は、亡くなった娘さんに会いたい為なんです。
そんな主人は、動けない私に毎日神様に願ったのです。
「この子(私)がいつか命を宿し私の娘になるよう」と。
その強い願いが私を動かしたのです』

JN「ごめん。訳がわからないよ」

『それは仕方ありません』

JM「で、でもさ？
キミは──JK「Aです」...Aは怖い方なの？」

『"怖い方"とは？』

JK「誰かを呪ったりするのか。て意味」

『そんな...！私はその様に作られていません！
主人が亡くなった時、主人は私に「人を幸せにする存在になれ」と言われました。
その言葉には、"人を呪う" "誰かを殺す"という意味は入っておりません』

JM「ほ、本当に？」

『はい』

JN.JM「よかったぁぁぁあ」

TH「元から怖い感じは無かったけどね」

テヒョンの言葉にユンギが無言で頷く。

TH「ねぇねぇ、
マスターてのはジョングガだけなの？」

『はい。決まりでは、マスターは1人までと』

JN「マスターとそうじゃない者とじゃ、
Aとの関わり方は変わるの？」

『んー...、マスターが言うことは絶対。と決められている以外は何も』

YG「じゃ、ジョングガが言うことは絶対てことだな」

『はい』

俺が言うことは絶対なのか。なんか良いな。と思うジョングク。

『なのでマスター。
先ほど二人で話していたことの続きを』

JM「さっき話してたことって？」

『私の動きを止めることが出来ます』

JM「ん？どういう事？」

『私が動くことと話すことを止める事が出来るのです。
ですがそれは、マスターとの契約が切れると言うことです』

YG「つまり、
Aをこのまま家にいさせるか、
また捨てるか。てことだな」

『はい』

TH「やだよ！
こんな可愛い子を捨てるなんて！」

JM「そ、そうだよ。
悪い子ではなさそうだし」

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