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43 紫side ページ43

「信ちゃん…っ」



Aがたまらない、みたいな顔をして

俺に唇を合わせようとした




はやく、

もどかしい気持ちでAのキスを急かす




じれったくて、俺はどんどんAに顔を近づけてしまう




あれ、こんなに俺って、余裕なかったっけ、





自分からキスすることだってできるのに


魔法にかかったみたいに動けない





Aからのキスじゃなきゃ意味ない、





体がそう、教えられてるような





「なあっ、、」


息が、はくはくとして

なんや、泣きそう…




そんな俺を見て、Aがニヤっとわらった





それが合図になって、唇が重なる





なんでキス1つでこんなに焦らされてんのか、


そんなことも、どうでもよくなるような

満たされた気分になる




「はあっ、」




少し唇が離れた瞬間も、

Aが俺の唇をペロッと舐める




その仕草にたまらなくぞくぞくして

体が痺れたみたいになった




「っ、」




「…信ちゃん」



ああ、こいつにはかなわない




Aとのキスに酔っていると

唇が離れた瞬間で

Aが俺の上にのしかかってきた





「A…?」




「……」



もしかして、



顔を確認してみると




やっぱり、爆睡やった





「…なんやねん、」


こんなタイミングで、寝やがって


俺、どうしたらええねん





でも、俺の上で寝てしまったAの寝顔を見たら

何も言えんくなった




…ほんまにかわええなあ




でも少し悔しかったから

首元のスーツでちょうど隠れるくらいのとこに、

強く吸って、跡を付けてやった




「…っ、これくらい、」




Aが少し、ビクッとする


さっきまで主導権握って俺のこと、さんざんいじっとったのに、



こうして見てみると小動物みたいに、守ってあげたくなる




愛おしくなって頭を撫でてやると、

気持ちよさそうに身を寄せてくる




「…Aのがずっとかわいいやん、」




Aのために

早く、事務所とも決着をつけないと




Aの幸せそうな寝顔を見て、そう、強く思った

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れねっと(プロフ) - あっさりさん» 初めまして!凄く嬉しいです*かわいい雛ちゃんをもっとかけるように頑張りますね! (2018年6月18日 7時) (レス) id: 916b43c564 (このIDを非表示/違反報告)
あっさり - 初めまして!もう雛ちゃんがかわいすぎて「くはぁ〜」←ってなります!このお話大好きです。更新頑張って下さい!! (2018年6月17日 21時) (レス) id: b4b5488299 (このIDを非表示/違反報告)
れねっと(プロフ) - 初音さん» ありがとうございます!!早く更新できるようにがんばりますね! (2018年6月15日 21時) (レス) id: bdd9e0d6b4 (このIDを非表示/違反報告)
初音(プロフ) - か、彼女側が、リードしてる!!!好きです!!こういう作風?!!!!更新応援してます! (2018年6月15日 19時) (レス) id: 1738b9b4d7 (このIDを非表示/違反報告)
れねっと(プロフ) - 美菜さん» はじめまして!そんな風にいっていただけて嬉しいです。期待に添えるような、かわいい村上くんが書けるように頑張りますね!コメントありがとうございますヽ(*´∀`)ノ (2018年6月8日 20時) (レス) id: 916b43c564 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れねっと | 作成日時:2018年5月29日 18時

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