〇 結婚式 2 ページ2
・ 貴方 side ・
______ 2017年 夏。
鏡に映るウエディングドレスを着る私の姿。
本当に今日結婚式するんだ。
そんな実感が湧いてくる。
映画ドラマ等で沢山ウエディングドレスを着てきたけども今回は違う。
好きな人が選んでくれた、好きな人のために着るドレス。
「 お綺麗ですよ。 」
ウエディングプランナーさんがそう言ってくれる。
あ「 ありがとうございます。 」
部屋をノックされた。
プランナーさんが返事をし開けるとタキシード姿のキヨ。
めっちゃカッコよくしてもらってる。
「 しばらくお時間ありますのでゆっくりしてください。 」
そう言われ2人きりになる。
なんか改めて二人でいると緊張するな。
キ「 …綺麗 」
ぼそっとキヨが呟いた。
聞こえてるけど大きな声で堂々と聞きたくて聞き返した。
あ「 なんて? 」
にやにやしながら言うと顔を少し赤らめて
キ「 綺麗だって。 」
そう言ってくれた。
あ「 キヨもカッコイイよ。 」
キ「 このドレスは俺の為に着てくれてるもんな。 」
あ「 うん。キヨの為に着たよ。 」
ドレスが崩れないよう優しく抱き締めてくれた。
キ「 今日さ、形は結婚式だけど楽しもうな。 」
あ「 …うん! 」
私が仕事忙しく結婚式の内容等はほとんどキヨが考えてくれていた。
一緒に考えたかったはずなのに何も言わず考えてくれた。
…でも一つだけ私もちゃんと考えた内容がある。
それも楽しみだなって。
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鮭大根(プロフ) - 好きです(突然) (2020年6月25日 21時) (レス) id: c882518901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅 | 作成日時:2020年6月8日 4時