カーテンコール【SnowMan】

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初めて聞く音楽に合わせて受験用じゃないダンスを踊るのは少し手こずったけど、2、3回繰り返していくうちに少しずつ慣れてきた。

ジャニーズって、もっとバク転とかアクロバットを沢山やるのかと思ってたから、思ったよりも簡単な踊りで拍子抜けしてしまった。


振り付けの先生は一通り教えるとすぐに他の部屋に移動してしまい、残りは各自で練習することになっているみたい。
教わったフリの確認とどうやって動きが男っぽく見えるかを念入りに考えながら踊っていると、ターンをしたところで、隣で丁度立ち上がろうとした人とぶつかってしまった。


『っごめんなさい！！大丈夫ですか？』

目「こっちこそ、ごめん」

『怪我とかしてないですか？』

目「大丈夫大丈夫。……え、お前だれ？」


俺の顔を確認すると、ぶつかった彼は驚いたように目を見開く。
始まってからずっと隣で練習してたけどね。
いきなりお前誰は失礼だろ…


『今日から入った有栖川です。宜しくお願いします』

目「ああ！昨日のオーデションのやつ？」

『…多分そうです』

目「へぇ〜。あ、俺目黒。」


よろしく、と手を出す目黒さん。
握手なんて久しぶりだなぁと思いながら手を握り返した。


目「うわ！手ちっさ。なぁ、有栖川って何歳？」

『17です』

目「え！俺とタメじゃん！」

『そうなんですね。宜しくお願いします！』


見た目のイメージとは違って、
思ったよりも気さくで話しやすい彼と、仲良くなるのに時間は掛からなかった。




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(おまけ)

目「なぁなぁ、今日いた新しいジュニア見た？近くで顔見たんだけど、めっちゃ綺麗でびびった」

なんて他のジュニアと話していたとか、いないとか。

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