第22Q ページ23
＿＿＿数ヶ月後
マネージャー業も段々板に付いてきた時、突然さつきが私と青峰に話し出した。
桃井「最近あそこ...オバケが出るらしいよ」
杏「...え？」
青峰「...は？」
杏「いきなりどうしたの？さつき」
青峰「何言ってんださつきお前」
顔ものっそい事になってんぞ青峰。
若々しい中学生から一気にジジイへと老けたぞ。
私もだけどよ。
あ、ちなみに青峰とは随分打ち解けて、今では呼び捨てで呼んじゃってる仲なんだぜ。
他の1年で1軍の奴等との仲も好調。
桃井「ホントなんだってば！3軍の体育館は練習後人がいないのにボールの音とか聞こえるんだって...」
杏「いくらさつきの言う事でもそれは...」
桃井「信じてくれないのっ！？」
まってそんな悲しそうな顔しないでくれハニー。
こっちまで悲しくなるわ。
青峰「アホくさ！んな事ある訳ねーだろ！」
桃井「ちょっ...大ちゃ...青峰君！」
有り得ないと一刀両断する青峰。
呆れたのか、どこかへと行ってしまった。
「ねえねえさつきちゃん！」
青峰と入れ替わりに同学年のマネが来る。
桃井「ん？」
「青峰君と幼馴染なんでしょ？いいなー！彼女とかいるのかな？」
桃井「え？」
杏「青峰に彼女はさすがに想像できないわ」
「この前の全中でも大活躍だったし...カッコいいよね？」
桃井「え...そ、そうかな？(アレが...カッコいい...！？)」
杏「大丈夫だよさつき、言いたい事は大体分かってるから」
ポンっとさつきの肩に手を置く。
青峰はカッコいいより野生児の方が合ってる。
「あっ」
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作者名：ふーき | 作成日時：2017年4月24日 18時
