再会 1O ページ10
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晴 「 どうだ?こんなパーティー庶民には真似出来ないだろ 」
『 ちょっと晴、』
もうちょっと関わり方っていうのがあるでしょ………
「 お久しぶりですA様。」
突然話しかけられ後ろを振り向けば、
5年前から変わらない優しい顔したお爺様。
晴の執事の小林さんだ。
『 お久しぶりです小林さん。お邪魔させて頂いてます。 』
小林 「 これまた立派になられて………
会うのは、5年ぶりでしょうか? 」
『 はい。あの時はありがとうございました 』
…………小林さんは取り乱した晴を説得してくれた。
ずっと私の腰に巻き付いてわんわん泣いてた離れなかったから、正直かなり助かった。
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小林 「 坊ちゃんはあれからA様のことをずっと待っておられましたのですよ 」
『 ………晴が? 』
晴 「 っおい小林!余計なこと言うなバカ! 」
小林 「 ああ、申し訳ございませんっ……
では、皆様今宵は心ゆくまで楽しんでください 」
何故小林さんは晴の執事をしているのか。
もったいないなぁ。
こんな傲慢な晴より私の執事になってもらいたいくらい小林さんは優しい。
『 小林さんもお大事になさってください 』
どうやら腰を痛めているのか顔を歪めて車椅子を押されていく。
やっぱり良い人。
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作者名:ゆんまる。 x他1人 | 作成日時:2018年4月19日 18時